本日は(と言っても昨日ですが)、通常授業をやめ理社の演習をした。
日曜日の北辰対策の際に急遽決定したのだが、対応して頂いた保護者の方々に感謝します。
ご協力いただき、ありがとうございました。
内容はと言うと、未だに固まっていない中1・中2の範囲の問題演習をしてもらったのだが、日曜日に北辰対策を受けていなかった生徒には、北辰テストの理社をまずは受けてもらった。
(もう一人日曜日に来られなかった生徒が居るのだが、その生徒には英語の現在完了の演習をしてもらった。6月に入塾したばかりなのだが、英語の基本的な部分が非常にグラついている。加えて、野球と部活で忙しいそうなので、しばらく厳しい戦いになるだろう。7月の期末までに間に合えばよいが、どうなるか…)
結果としては、理科の出来が大変良かった。
前回のブログで述べた通り☟、
今回の北辰テストの理科はなかなかの良問ぞろいだったので、どの程度自分の頭を使って考えられるか?興味があったのだが、結果は、2問間違いの93点(偏差値73.1)であった。
「音」の単元での少し考える問題はしっかりクリアしてくれていた。
Hzの計算も大丈夫だったので一安心と言ったところだろうか。
化学分野での計算問題も難なくクリアしてくれていたので、2年の時に教えたことが無駄になっていなかった様で、こちらもほっとしている。
間違えたのは「地層」の柱状図の問題なのだが、確かに厄介な問題だったので、致し方ない部分もある。
ただ、解説をしたらしっかり理解してくれたので、今後演習を重ねて、確実に「取れる」問題にしていきたい。
もう1問の間違えた問題は、「状態変化」と「沸点」「融点」に関するちょっとした考察問題である。
まあ、中学受験では頻出問題なのだが、本人の能力を考えると、初見でも解けてほしかった問題ではある。
ただ、それは欲張り過ぎというものだろう。
一方、社会は本人が一番苦手な教科なのだが、72点(偏差値62.3)であった。
基本事項がかなり抜けていた…。
とはいえ、今回受けた8人の中では2番目に良い点数であったので、まあ、このくらいなのだろう。
社会に限らず「調べながら問題を解いて、情報を繋げて整理する」という勉強法を身に着けてもらわなければ困るのだが、そもそも「周辺情報が気にならない」というメンタリティーを持って生きている限りは、なかなか厳しい。
「勉強の仕方」というよりも「生き方」そのものに直結している部分だからだ。
(ちなみに、私ならば、他の周辺情報が気になって調べてしまうだろう。「調べろ」と言われたとか言われていないなどといったこととは無関係に…)
そこら辺は、絶望的に全く意に介さない生徒が他にいるので、困ったところだ。
まあ、それが「地頭」そのものを決定づけている極めて重要な要素の一つなので難しいところでもある。
以前、最悪なのは「これ、テストの範囲じゃないから!」というセリフを平気な顔で吐く生徒だと書いたことがあるのだが☟、こういった話は全て地続きになっているのである。
こういった生徒は「調べる」ことや「範囲でない」ところを勉強することは「余計なこと」だと感じている場合が多い。
(その意味で、単に「面倒臭い」と感じている生徒よりも根が深い問題だといえる。実際に、この「余計」というセリフを吐いていた生徒がいる。この生徒は口には出さないが、自分の勉強時間と成績の上昇が釣り合っていないと感じているようだ。私からすれば、何を言ってるんだろうか?としか思えないのだが、本人はいたって真剣にそう考えているらしい。とはいえ、比較的入塾が遅く、まだ3学期の学年末1回しか試験を受けていない上に、その試験の準備期間も1~2週間程度しかなかったので、何とも言えない部分はあるが…)
当然のことながら、問題を解く際に「調べる」ことで、関連情報と紐づけされて「知識」は定着しやすくなる。
又、仮に「定期テストの範囲じゃない」としても入試には出るわけで、みすみす反復の機会を自らドブに捨てることによって、これまた「知識」の定着を自ら妨げていることになる。
そういう生徒に限って、「何をやれば成績が上がるんですか!?」というようなセリフを吐くことが多い。
「そういう問題ではないよ」という話を何度もしてきたのだが、こういう生徒は、定期テストのような範囲が短く暗記のオンパレードだけで対応出来るテストを受けているだけではダメだ。入試問題や北辰テストのような、ある程度本当の実力がなければ対応できないテストで、自分の勉強法に瑕疵があるということを実体験として分かってもらうしかないだろう。
なるべく早い段階で気付いてもらいたいものだ。
根気強く、時には強権を発動しながら生徒に諭していくしかないだろう。
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