合格体験談をupさせて頂きました

卒塾生に書いて頂いた合格体験談を掲載させて頂きました。

入学準備で忙しい時期に、貴重な時間を割いて書いてくれたことに対してお礼を述べたいと思います。

ありがとうございました。

改めて読み返してみると、そういえば、ICUに合格した生徒は、入塾当初は英語が苦手だと言っていた。

(勿論、数学も)

確かに思い返してみると、英語の北辰の得点は決して高いものでなかった記憶がある。

入塾当初は、英語の構造的な間違いが散見された。

品詞の働きや文型といったことをほとんど意識できていなかった。

とはいえ、地頭の良さはズバ抜けていて、こちらの言うことを、ほとんど一回聞いただけで理解していた印象がある。


実は、体験授業を受けてもらった時点で、他の大手塾さんの体験授業も受けているとの話だったので、てっきりそちらに行くのだろうと考えていた。

まあ、エースさんの友達だったのではあるが、「正直、うちの塾には来てもらえないと思うよ」とエースさんにも話していた。(笑)

なぜ、うちの塾を選んでくれたのか?、ハッキリと聞いた記憶はないので、未だに謎な部分はあるが、結果としては、うちの塾に来てくれて正解だったと思う。

恐らく、他の塾に行っていたら、ICUに合格することはかなり難しかったと思うので。

(誤解の無いように言っておくが、これはAさんの学力の問題ではなく、単に時期と指導力の問題だ。大手塾のカリキュラムでは、短期間でICUの英語の入試問題に対応するための勉強は出来ないからだ。たまたま、うちの塾が1年目で私の時間が余っていたため、別枠で指導出来たに過ぎない。内容的にも他の付属私立高校とはかなり毛色が違うので、対策がとり難いという側面もある…)


Aさん自身は、勉強はあまり好きではないと話していたが、こちらがやっておくようにと指示したことは、全てすぐに実行に移してくれた。

一見すると、おっとりした性格のように見える生徒さんではあったが、やはり芯が一本通っていて目標に向かって真っすぐに力強く進むような人間性を持っていた。

特に、大学入試レベルの単語や熟語の暗記はやっていても退屈で辛いものであるが、最終的には DUO select を短期間でほとんど覚えてしまった。

最初のうちは、ICUの長文問題の分量に悪戦苦闘していたが、様々な英文を読みつつ、過去問を何度も繰り返すうちにスピードも正確性もついてきた。

受験の直前期には、安心してみていられるレベルになったことは、下記のブログ☟に書いた通りである。


また、ICUは数学もかなり(というか凄まじく)独特なのだが、こちらも持ち前の国語力を前提にして、複雑な計算を正確に処理する練習を通して克服してくれた。

ちなみに、ICUの数学はこんな感じです。☟

かなり昔の問題を、実際に作問を担当したICUの先生が回想しているサイトなのだが、問題文の異常な長さと、問題のハズし方は今とあまり変わっていません。

数学 Mathematics:今ならどう答える? Exercises|ICU高校30周年記念スペシャルサイト

これは開校二年目の問題です。初年度の問題は、受験生のできが思ったより良かったため、もう少し難しくしても大丈夫じゃないということで出題したのですが、結果は惨たんたるものでした。 確か、平均点は20点台ではなかったかと思います。その中で1人だけズバ抜けて良い点をとった受験生がいました。その人は今、東大の「数物連携宇宙開発機構」の所長になっています。本校ならではのユニークな入試問題を作るということは、実は全く新しいことを受験生に啓蒙したいという想いもありました。10進法以外はもちろん、コンピューターは2進法ということも超えて、7進法を考えたり、新しい数字(記号)を用いなければ表現できない12進法。そして10進法以外の小数や分数も・・・。 今ふり返っても胸熱くなる当校創立3周年の熱気あるれる問題をご鑑賞下さい。ICU高校の数学の問題は、受験生が試験という厳しい状況の中でもわかった時に楽しみを得られるように作られています。この問題は、更に自然科学の分野の楽しみも伝えたいと試行錯誤しながら作られました。 有名な題材なのですが、サルを銃で撃つなんて野蛮だという意見もありました。格子点と図形の関係をPickの公式を中心に扱った問題である。Pickの公式自体は手軽に実験できるおもしろい公式であると思う。ひとつの公式から導かれる応用のひろがりを楽しんでもらいたいと思うのだが、ぜひゆっくりと楽しんでもらいたかった。y=3x+1 と 2x+y=5 の連立方程式を解くことと2直線の交点を求めることが何故同じなのかということを考える。 その応用として、絶対値つきのグラフやガウスのグラフとx、yの関係式の対応関係を問う。箱入れ問題は日常的なクイズになるようなものですが、数学的に深い世界につながっています。 Computerの能力が飛躍的に高まっている現在、箱入れ問題のような組合わせ数学は、新しい展開をみせています。この年の問題は対話に思い出があります。古いマンガの主人公の二人の会話という形にしました。 また、その昔数学の試合で出された問題で「フィボナッチは直ちに解 X=41/12 を見つけた」という記述に興味を引かれ、数学科のメンバーと「なぜなんだ?」と議論を重ね、楽しんで作ったという幸福な時代でした。

icu-h.ed.jp


改めて、当塾を選んで頂いたことに感謝したいと思います。

ありがとうございました。



そして、合格体験談を書いてくれたもう一方の生徒なのであるが、この生徒にはかなり苦労させられた。(笑)

彼に関しては、お母様から「人生を変えてくれた」との大変有難いお言葉を頂いた。

私自身が、中学時代の塾の先生に「人生を変えてもらった」のと同様に、彼の人生の別の扉を開くことが出来たのならば、非常に嬉しいことだ。


入塾当初は、本当にやる気が見られず、周りの士気を下げるような言動を繰り返していた。☟

(とはいえ、恐らく、本人にはそういった意識はなかったのでしょう。。。天然でそういう態度をとってしまっていたのだと思います。(^_^;)


英語は壊滅状態で(他にもそういった生徒はいましたが…)、数学では一次関数の問題を見た瞬間に「飛ばす」など、勉強に対する姿勢が根本的に欠落していたのですが、勉強を続けるうちに徐々に理解が深まり、解ける問題の数も増えていきました。

理科と社会は、割と早く成果が出ましたが、英語に関しては、最後まで苦しみました。

(まあ、知識がマイナスからのスタートだった上に、勉強をスタートする時期が遅かったので当然と言えば当然ですが…)

実は、私自身が教えていて、彼の英語に「確信」が持てたのは、入試の3日前に過去問の全解説を行っているときでした。

そのくらいギリギリだったわけですが、最後は本当によく頑張ってくれたと思います。☟

当塾を選んでくれたことに、心から感謝したい。

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

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