先日、もしや当塾を潰すための刺客か?と書いた生徒さんに前々回の宿題と次回までの宿題を塾に来てやってもらいました。
午後6時から初めて、8時過ぎにはほぼ終わったようです。
まだ、英語のやり方に改善点は見られましたが、真剣に取り組んでいました。
もう一人呼んだはずの生徒は現れなかったので、
「よく来たね!今日、超頑張ったじゃーん!君はやれば出来るんだよー!これからも、この調子で頑張って行こうよー!ふぁいっとぉー!」
と、ありもしないやる気スイッチを手探り状態で押しまくるのもいいのですが、素人の指圧マッサージ以上の効果は得られないでしょう。
寧ろ、彼の地頭の良さを活かすには、そういったふんわりとした感情的な対応ではなく、本人にしっかり納得してもらった上で、キチンと時間を取って勉強してもらった方が良いと思います。
(ちなみに、モチベーションに関しては,
People often say that motivation doesn't last.
Well, neither does bathing.
ーThat's why we recommend it daily.
「『モチベーションが続かない』と言う人がよくいる。
フム、入浴の効果も続かないだろう。
だからこそ、我々はそれを毎日するよう薦めているのだ。」
とう有名な言葉があります。
つまり、百歩譲って「やる気スイッチ」なるものが存在するとしても、毎日押し続けなければ意味はないのです。
週1回や2回の授業でどうにかなるものではありません。
余談になりますが、2~3年以内に、勉強が苦手な生徒に関しては、毎日塾に来て勉強してもらう状態を作り上げたいとは考えていますが…)
しかし、現状では、正直受験生としては、まだまだ設定したハードルが低すぎます。
まだまだ時間が余っているはずなのですが、その時間に自分で勉強している気配は見られません。
塾としては、当然勉強してもらわないと困るわけです。
特に、理社と英語の演習量は圧倒的に不足しています。
前回のブログで「北辰の英語が簡単すぎてビビった」と書きましたが、残念ながらあのレベルの英文を読み切る力を持っている生徒は少ないのが現状です。
しかし、しっかりと適切に努力をすれば2~3か月で到達できるレベルです。
まあ、要するにちゃんとやるかどうかだけです。
その際、重要となるのは教室全体を包み込む空気感です。
真剣に努力する雰囲気が教室に充満しているか?
まだまだそういった空気で満たされているとは言い難い現状ですが、頑張ろうとしている生徒も確かに存在しています。
それをかき乱すような言動は、当塾を預かる身としては看過することは出来ません。
真剣に取り組む姿勢を育み、守るのが私の最大の仕事の一つであり義務でもあると考えております。
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