現在、中1で苦戦している生徒がいる。
ここら辺のブログの記事☟でも述べている通り、
4月上旬はかなり深刻なレベルで苦戦していたのであるが、最近はかなり上向き加減にはなってきた。
ただ、やはり日本語を「読んで」数式や英文に変換する力はまだまだ弱い。
一昨日、図形の面積や周の長さを文字で表す問題を扱ったのだが、案の定、おかしなことを言っていた。
よくあることなのだが、図や日本語から、+のか?-のか?✖なのか? ÷ なのか?の判断がつかないのである。
例えば、「1辺の長さがa (cm) である正方形の面積」は、a×a=a² (cm²) だとわかる。
しかし、「正方形の周の長さ」になると、図を描いて説明してもなかなか自力で正解にたどり着けない様子であった。
a (cm) が4本あるということはわかる。
しかし、a×a×a×a としてしまう生徒が何人かいた。
(まあ、これは間違い方の最もよくあるパターンなのですが…)
こちらが具体的な数字に置き換えてあげると、なんとかして、
a+a+a+a=4a (cm)
もしくは、
a×4=4a (cm)
であることに辿り着くことが出来た。
あるいは、「aリットルのジュースを6人でわける時、1人分の量をaを使って表しなさい」
という問題に対して、
6×a= 6a (L)
と答えてしまう。
(これもド定番の間違いですね。寧ろ、中1の段階で上記の2題をアッサリこたえられる生徒は、上位20%以上☟に属していると断言してしまってよいレベルだと思います)
この問題においても、こちらが具体的な数字を示してあげると、何とか理解してくれた。
やはり「普通」の生徒にとってはかなりハードルが高いのだ。
とはいえ、文字で表された数量がイメージできないのであれば、自分で具体的な数字に置き換えて考えてみるという「癖」を身に着けてもらいたい。
もしかしたら、「読解算」などの小学生用の問題集から始めてみるのも面白いかもしれない。
…と考えていたら、小学生の生徒もそこら辺で躓いているのを思い出した。
まずは、小学生の授業で扱ってみることとしよう。
最初はかなり苦戦することが予想される。(笑)
まあ、気長にいくとしよう。
…と考えながら、中1生が英作文の再テストを受けに来たついでに、一昨日の数学の問題を解いてもらったところ、良く出来ていた。
まずは一安心と言ったところであろうか。
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