自分のおおよその偏差値を知りたいのであれば、学校の中間期末テストにおいて、上から何%の位置にいるのかを見れば良い。
勿論、中間期末は範囲が決まっているので、真面目に勉強すれば本来の実力よりも上の成績を残すことが出来る。
従って、中間期末の成績が良くても北辰テストの偏差値が高くない生徒はザラにいる。
(塾に通っているのならば、それは取りも直さず、その塾の「指導力」を示していると言ってもよいだろう)
しかし、学校の授業を全く聞いていないなどの特殊な例を除けば、その逆はほぼない。
普通に授業を聞いて、普通に提出物を出すような学校生活を送っていれば、自分がその時点で上位何パーセントにいるかがわかる。
公立中学校間のレベル差などは、誤差の範囲内といって良いだろう。
そして、北辰テストのパーセンタイルは、以下のようになっている。
2020年第4回(9月)
5科偏差値
偏差値70 男子 上位3.1%(732位/24957人中)
女子 上位2.2%(528位/24767人中)
偏差値65 男子 上位10.2%(2485位/24957人中)
女子 上位9.1%(2181位/24767人中)
偏差値60 男子 上位23.7%(5804位/24957人中)
女子 上位22.2%(5419位/24767人中)
こんな感じだ。
この数値は、毎回ほぼ変わらない。
当たり前のことだが、それが偏差値というものだ。
大体、上位23%に入っていれば、偏差値60をクリアできる。
ちなみに上位20%だと、
男子 5科偏差値 61.3(4876位/24957人中)
女子 5科偏差値 60.8(4813位/24767人中)
偏差値が1くらい上がる感じだ。
ついでに言うと、昨年のうちのエースさんの定期テストの順位は上位20%で、入塾前の北辰テストの結果も上位20%だったし、ICUに受かった某学年1位の生徒は定期テストの順位が上位10%で、北辰テストの結果も上位10%であった。
2人はそこからそれぞれ、上位3%と上位1%までに昇りつめた。☟
そして、その他の生徒も定期テストと北辰テストの上位からの割合はほぼ連動していた。
下位20%から上位20%近くまで上り詰めた生徒もいる。☟
ちなみに、上記のように、定期テストにおいては自分の地頭以上の成績を残すことが出来るので、普段から「ワークを何周してとにかく覚える」式の勉強法が染みついてしまっている生徒は、北辰テストのような範囲の無い実力テストにおいては成績を残せないことが多い。
同じパーセンタイルで、男子よりも女子の方が偏差値が高いのは、そういったことも影響しているのかもしれない。
(まあ、生物学的に男の方が極値に振れやすくなっているので、上位層と階層の割合はどうしても男子の方が高くなってしまうという側面もあるとは思うが…)
なぜ、こんなことを書いているのかと言うと、中間期末である程度の成績を残せていないということは、取りも直さず地力がついていないということの現れだということを言いたかったからだ。
勿論、中間期末でしか点数を残せないという現象には最大限の注意を払わなければならない。
ただ、定期テストで満足な成績も残せていないにもかかわらず、
「自分はちょっと本気を出せば高い偏差値が取れるはず」
といった考えは危険だ。
さらに言えば、北辰テストと公立入試本番も違う。
確約無しの付属系私立高校の入試などは更に別物だ。
そういった「事実」をしっかり直視することから全ては始まる。
うちの2トップに関して言えば、まずは上位10%に入ることを目指してもらう。
(その上も可能なのではないかと秘かに考えている)
新3年として3月から始動してから3か月近くが経過している。
私の授業を3か月間キチンと受けていれば、もう既に何らかの変化は起きているはずだ。
(偉そうな言い方ですみません…)
今後は、更にその流れを加速させていきたい。
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