本日(と言っても昨日ですが)、宮原中の4月15日の前倒し中間テスト?のための勉強をしてもらったのだが、その時に、今年の中3生は今後伸びていくであろうと確信した。
最近、入塾してくれた生徒さんに関して、以前「非常に対照的である」と書いた。☟
端的に言えば、
元々のスタート地点では遅れをとっているが、愚直に頑張れるタイプ
と、
元々の能力値は高いが、そのポテンシャルの高さを上辺を取り繕うために使ってしまっているタイプ
に、大雑把にカテゴライズされるのではないかと、私の視点からは見えていた。
…のだが、後者のタイプの生徒さんとのやり取りの中で、
「もしかして、天然さんですか?」
という私の問いかけに対して、意外な答えが返ってきた。
(ちなみに、この「天然さん」という表現は「こちらの話を聞けていない」ということを暗に伝えるべく使っている表現だ。この生徒さんには、授業の聞き方について度々アドバイスしている。)
その生徒さん曰く、
「周りからはしっかりしているように見られるのだが、自分としては色々な『抜け』があり、そのギャップに対して悩んでいる」
とのことであった。
一見すると、上手く立ち回ることに重きを置いているようなスタンスに見えていたので、少し意外な答えであった。
(実際のところ、入塾当初は、勉強において「形式主義」的なスタンスでの対応が散見されたのだが、ここのところ、勉強に「中身」を求めるようなスタンスに少しずつではあるが変化してきているように見受けられる。ちなみに、「中身」とは「結果」とも少し違う。もう少し包括的な概念だ。私がいつも書いている「プロセス」を見つめるアプローチの仕方だ。)
…と同時に、この生徒さんは今後大丈夫であろうと確信することが出来た。
上述の言葉に対する私のアドバイスにも真剣に耳を傾けてくれていた。
良い変化が見られ始めている。
勿論、すぐに結果に結び付くかは分からないが(大体、こういった生徒さんは、結果が出るまでタイムラグがあることが多い。元々持っているポテンシャルにもよるが…)、心配はないであろう。
寧ろ、今後が楽しみになってきた。
具体的には、今日は「電流と磁界」を扱っていたのだが、
ともすると、この単元は、最初の問題設定から「言葉遊び」だけで解けてしまう問題も少なくない。
(例えば、「N極を近づけたら、検流計が左にふれた」⇒「S極を遠ざけたらどっちにふれる?」的な問題では、ほぼ何も検証しなくても答えが出てしまう…)
ただ、ここで楽をせずに、「問題を拡張」して「自分に負荷をかけられるかどうか」
ということが、その後の「伸び」を左右することは間違いがない。
問題の答えが合ってたからOKといったスタンスでは、何のトレーニングにもならない。
基本的な問題でも、疑問点を洗い出して一つ一つ「検証」する作業が重要だ。
今回は、電磁誘導によってできる磁界の向きと、それによってコイルにどのように誘導電流が流れるか?といったことを、丁寧に確認しながら勉強する必要がある単元であった。
そういった「プロセス」を重視する勉強の仕方を少しずつ意識し始めてくれている様子だ。
イケるのではないだろうか。
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