今週から…

今週から新年度の時間割に移行した。

それに伴って、新中1生の生徒さんで少し心配な生徒さんを呼んで補習を行った。


今回は、数学では正負の数の「四則混合」計算と「分配法則」、英語では「命令文」の問題演習を行った。

特に正負の数で少し苦戦していたようなので、生徒さんが問題を解く様子を観察しながら丸付けをしたのだが、前回の授業で躓いていた数直線をイメージした根本的な加法と減法の計算が大分スムーズになってきているようだった。

「項」を意識して計算の順序を組み立てる部分に関してはシッカリと出来ていて、少し安心した。

あとは累乗の扱いに慣れることだろうか。

まあ、累乗は新3年生でも未だに間違える生徒さんもいるので、慣れるまでにしばらくかかるかもしれないが…。


英語の方は、まだ本格的に音読を開始していないので、新中1生全体として定着度が弱いのであるが、とりあえず「命令文」の「型」はマスターしてくれたようだ。

この生徒さんに限らず、「音」と「綴り」を意識してもらいながら英文を「読み」「書く」訓練をすることによって、英語を「読む」スピードだけでなく「書く」スピードも上げることが、私の英語指導の骨子だ。

(この指導法には「正確性」という副産物もある。まあ、あとは品詞をベースにした「構造的」理解も追及しているが…)


昨日は、後半に進むにつれ英文を書くスピードと正確さが増していた。

以前は授業後半になると、英文を構築する「ルール」が忘れ去られていたり、変更されている現象が多発していたのだが、そういったことも少しずつ意識出来るようになってきたようだ。

この生徒さんは何事にも一生懸命取り組んでくれる生徒さんなので、今後の経過を見守りたい。



新中1の全体の英語の話としては、前回の授業から「英文分析」と「日本文分析」に入った。

やはり英語が苦手な生徒さんは、「切れ目」と「カタマリ」を正確に把握することが苦手だ。

今後、この部分を徹底的に仕込んでいきたい。




また、上述の補習に関して言うと、当塾は中3日で授業を組んでいるのであるが、その間に遅れを取り除いた状態で、次の授業に臨むことが望ましい。

生徒さんの演習速度には個人差があるので、授業内で「ここまでは終わらせてほしい」という問題が終わらない生徒さんがどうしても出てきてしまう。

そういった際に、次の授業までに「授業内で解き切れなかった問題」と「宿題」の両方を確実に終わらせらるるような取り組みを徹底していきたい。


新3年生で、どうもそこら辺のことを曖昧にしようとする生徒がいるのだが、そういうことをしていては、成績を上げることが極めて困難になることは明白だ。

私は全員の成績を上げたい。

しかし、生徒さん本人が本気で成績を上げたいと思っていなければ、あらゆる手段の効果が半減する。

(本当は「無効化」すると書きたいくらいなのであるが、何だかんだで無理やりにでも成績を上げてきた実績?があるので「半減」と書き記しておく)


明日、北辰テストがあるが、今回は少し過去問を渡すに留めた。

(過去問のやり方として、明らかにテキトーに丸付けをしている生徒がいるのだが、いったい何のつもりなのだろうか? ポーズだけの勉強が無意味であることは何度も生徒に伝えているのであるが、確かに新しい生徒さんにはあまりそういった話はしていない。しかし、こういったことは「話せば伝わる」という類のものでもない。少し時間がかかりそうな予感がする…)


来週から少しアクセルを踏み込んでみて、様子を見てみることとする。

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

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