まずまず

本日は、かなり少人数での演習となったのだが、生徒の集中力と演習内容という意味では悪くはなかったと思う。

個人個人が必要なことをシッカリと出来たという印象だ。


中1で少しペースが遅れていた生徒さんがいたのだが、今日でかなり追いつくことが出来た。

本日は人数が少なかったので、かなりじっくりと生徒を観察することが出来たのだが、その生徒さんはこちらが思っていた以上に丁寧に勉強する生徒さんだということが分かった。

うちの塾では珍しいタイプの生徒さんだと思う。

(…と思ったら、中2生で同じようなタイプの生徒さんがいることを思い出した。スピードはゆっくりなのだが、理解力と正確性に秀でた非常に優秀な生徒さんだ。性格は少し異なっているような気もするが、勉強面での類似性は高い。そう考えると今後が非常に楽しみである)


「立ち止まって考えることが出来る」というのは、勉強において極めて重要な素養だと思う。☟

しかも、ただ「立ち止まる」だけでも、闇雲に「考える」だけでもなく、「立ち止まる」ことと「考える」ことを高い次元で同時に行えるということがポイントだ。


適切な場所とタイミングで「立ち止まる」ことが出来ているか?

適切なデータと方法を用いて「考える」ことが出来ているか?

(別の表現を使えば、「考える」ことが、ただの「妄想」になっていないか?)

「考えた」後に「検証」を行っているか?


ほとんどの中学生にとっては縁の無い世界の話なのかもしれない。

ただ、そういった萌芽を内包しているかどうか?は、学ぶ内容の抽象性が増すにつれて加速度的に重要性を増す。

これは、生まれ持った才能も勿論あるが、「立ち止まり考える」というプロセスを愚直に続けることで、後天的に鍛えることも可能だ。


以前にも述べた通り、人間の能力はシームレスに繋がっており、明確な線引きは出来ない。☟

だからこそ、努力で伸ばすことが出来る余地が残っているとも言える。

(勿論、勉強が苦手な生徒さんは閾値が高い場合があるので、生半可な努力では一見何の効果も見られないように感じてしまう場合もあるが…)



先日、時差の少しややこしい問題の続きをある生徒さんに解いてもらったのだが、以前よりも「考える」ことが出来るようになっていた。

恐らく、この4月に入塾してくれた生徒さんと地頭という点では同じくらいの能力なのだが、その生徒さんよりも、より深く「考える」ことが出来ている。

これは、このGW期間中に数学の「資料の分析」の少しややこしい問題を解いてもらったときにも感じたことだ。

やはり、一日の長があるとみて間違いない。

今後も、「考える」ことの「積み重ね」がもたらす変化を大切にしていきたい。




そういえば、この生徒さん ☟ も、ここ数日でかなりリアクションが良くなってきたと感じている。

等式変形と式の証明でかなり軌道修正することが出来た。

まあ、かなり悪戦苦闘しましたが…。(^_^;)

後日、全員揃って確認テストをしてみようと思う。



軌道修正と言えば、中3の生徒さんもまずまずの演習が出来た。

この生徒さんは、現中3生の中では唯一「立ち止まる」ことが出来る生徒さんなのだが、(残念ながら「考える」際の精度と意欲に少し問題を抱えてはおりますが…(´・ω・`)

まあ、本日は良い復習になったのではないだろうか。

こちらも、もう一押しが必要であろう。

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