先日の日曜日と昨日と、遠い距離を乗り越えて英語の小テストの再テストに来てくれるようになった生徒さんがいる。
元々この生徒さんは、唯我独尊という感じで、お世辞にもあまりこちらの話をシッカリと聞けるタイプの生徒さんではなかった。
冬期講習で初めてミッチリと対峙する機会があったのだが、結局は最後の「押し込み」不足でなかなか点数に反映させるまでには至っていなかった。
しばらくすると、以前の状態に逆戻りしているという状態が続いていた。
…のだが、ここ最近、英作文の小テストもある程度しっかりと準備してきた形跡が見られるようになってきている。
それに伴って、かなり英語力が向上してきたという印象だ。
音読でも、主語+動詞や、言葉の位置関係を意識しながら読んで、意味を考えられるようになってきている。
読み直しもあまり厭わないタイプの生徒さんなので、遅まきながら何とかなりそうな気配がしてきた。
本日も「There is [are] ~」構文の問題を予想以上にスラスラと解いていた。
一方、本日は昨日やり残していた数学の課題をやってもらったのだが、そちらでは少し躓いていた。
「躓いていた」という表現は少し適切でないかもしれない。
「躓こうとしていた」と表現した方が状況を上手く捉えられているのかもしれない。
少しややこしい「等式変形」の問題において、式変形のプロセスに関するこちらの発問を無視して「答えのみ」を答える場面がしばしばあった。
(勿論、間違った「答え」です)
少し不貞腐れてしばらく黙り込む場面もあったのだが、本日は一応こちらも粘り強く対応したおかげか「等式変形」はとりあえず理解は出来たようだ。
(この対応は、最近のこの生徒さんの「頑張り」に対する出血大サービスといったところだろうか。それとも単に私が「守り」に入ってしまっているだけなのかもしれないが…)
この生徒さんの数学的なセンスは決して低くはない。
しかし、以前から自分のやり方に執着しこちらの説明を全く聞かないということが度々あった。
聞く気がないから、当然頭にも入らない。
英語の再テストをするついでに、こういった悪癖も少しずつ直していければと考えている。
(まあ、向こうからしたら余計なお世話なのかもしれませんが…。少なくとも成績を上げるためには絶対に避けて通れない道なので、私としては妥協する気はない。)
幸いにも、その後残って英語の宿題をやっていた際にはしっかりと集中できていたのは上述の通りだ。
中3生にも同様の生徒さんがいるのだが、こちらも最近少し改善が見られてきている。
(ちなみに、中3生に対してはもう少し過激な対応で臨んでいる)
粘り強く行きたい。
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