現在、新中1(現小6)の数学では小学校の総復習を行っている。
前回、新しい単元である素因数分解とその利用に一旦区切りをつけ(あくまでも「一旦」ですが…)、四則計算や分数の計算に加えて、計算の工夫(分配法則)と約数・倍数・最大公約数・最小公倍数の求め方や見方などの演習を行った。
今回、前回の宿題範囲の問題を確認テスト代わりに解かせてみたのだが、総じて良く解けていた中で、かなり苦戦している生徒さんもいた。
通常の計算問題に加えて、「最大公約数」や「最小公倍数」という言葉が何を表しているのか?を具体的にイメージできていない様子であった。
今後、非常に苦しい戦いになりそうだ。
(実は、これまで指導してきた間にもヒシヒシと感じていたことではありますが…(^_^;)
何よりも間違いを隠そうとしてしまう処が非常に痛い…。
本人からすると、本当にわからなくて苦しいのかもしれないのだが…。
仮に溺れている状態で、
「いや、全然溺れてませんよ!」
「そういう風に泳いでるだけですから!」
「演技ですけどね!」
…というような反応をしたところで、助けを求めなければ結局は溺れてしまうだけだ。
「泳げないことがバレるくらいなら溺れた方がマシだ!」
…という考え方もあるのかもしれないが、普通に命にかかわることなのでやめておいた方が良いだろう。
どうも他人の目が気になって仕方ないようなのである…。
自分の現状とシッカリと向き合うことが全ての始まりなのだが…。
「能力」的な不足分を補うことが出来るものがあるとすれば、それは「気持ち」の部分だということになるだろう。
席替えでもして、少し気分を変えてみようかとも思う。
話は変わるが、今年はかなり板書を多めにして授業に臨んでいる。
(勿論、今までもかなり板書はしていたのだが、これまでとは手法を少し変えている)
板書授業のメリットを最大限に享受できるのは、やはり勉強に対して比較的に苦手意識の少ない生徒さんであろうとは思う。
「後で見返す」ということを意識しながらノートをとるという習慣付けから始める必要がある生徒さんもいる。
「ノート」にしても「解説」にしても何度も読み込むことが重要だ。
そこは、これからも地道に伝えていきたい。
昨日は、珍しく新小6(小5)でも、解説を丁寧に読みながら問題を解き進める手法を生徒に実践してもらいながら授業を行った。
小学生の段階では、そもそもあまり複雑な問題がないので、ともすれば、丸付けが単なる「作業」や「儀式」になりがちだ。
頭を使いながら「解説」を読み解くことで、自分の力で学ぶという術も身につけていってもらいたいと考えている。
あくまでもプロセス重視で。
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