実は自分の塾を開いたら必ず「まんが日本の歴史」を置こうと決めてはいたのだが、現物を実家に置きっぱなしにしていたので、しばらく実現できないでいた。
(とは言っても、元々持っていたのは5巻セットのもので、かなりザックリと歴史を振り返るものなのだが、寧ろ手早く歴史の流れをつかむにはちょうど良いのかもしれない)
というわけで、しばらく前から5巻セットを机の上に並べてみたところ、うちのエースさんが読んでくれた。
実は私自身、「まんが日本の歴史」の大ファンで、小学生の頃学校の図書室で、何十回と読んでいるうちに、自然と日本の歴史が頭に入ってしまっていた。
(私は、小説などの所謂「本」が好きではなかったため、図書館での授業の際には、必ずマンガを読むようにしていたのでした。当時、図書館に置いてあったマンガは「日本の歴史」だけだったので、必然的にそればかり読んでいたというわけだ。)
そのおかげで、中学生になってからも、社会の歴史のテストで困ることはなかった。
というか、範囲が歴史だけの時は、中間期末で100点をとったこともあった。
(以前述べたように☟、勉強を一切しなかった私でさえ、である)
高校に入って、大学入試をする際にも「歴史の流れ」が頭に入っていたので、知識を整理するのに役に立ったと思う。
よく、北辰テストなどで、「歴史の並び替え問題が苦手で…」という生徒がいるのだが、時系列で因果関係を把握していれば、論理的に解ける問題がほとんどといっていいだろう。
寧ろザックリとした時代区分の感覚だけで解けてしまう問題もある。
歴史学というのは、その学問としての性質上、時系列に並べられた出来事の順番が、そのまま因果関係を表している場合が多い。
これは当然のことで、歴史の研究家たちは、元々数ある「事件」の中から、関連性があると思われるものをピックアップしてストーリーを構築するので、最初から「因果関係」ありきでそれらの事件は選ばれている。
「誰が何をして、そのあと、誰々が何々をした…」
そんな感じで、「流れ」を掴むのが一番だと思う。
そう考えると、正直、歴史を学ぶ上で、1問1答的な「暗記」の仕方というのは、寧ろ効率が悪いというのが私の持論だ。
ましてや情報量の少ない中学レベルの内容で、用語の「暗記」だけをしようと思ったら、逆に意味が分からなくなると思う。
というわけで、歴史の流れを掴むために、時間があるときには「まんが日本の歴史」を読んでみることをお薦めします。
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