1週間前におこなった4月の北辰テストの自己採点の結果を載せておく。
自己採点結果は以下の通りであった。
尚、今回(というか今後も?)当塾のNo1を担うべき生徒さんの1人が参加していない。
今回は、3月と同様、ほとんど準備していないので、生徒の素の実力が反映されていると考えてよいだろう。
5科予想偏差値
66.3~63.0
60.5~56.7
58.4~54.4
55.6~51.5
55.4~51.4
53.3~49.3
50.1~46.6
3科予想偏差値
64.8~62.1
61.6~58.7
58.4~55.0
55.5~51.8
55.2~51.4
53.2~49.3
52.8~49.0
以上
残念ながら、前回よりも偏差値が下がった生徒さんが多いようだ。
今回は問題が簡単だと感じたので、平均点が高くなって偏差値が高くなる可能性を考慮して、偏差値の予想を少し低めに設定しておいた。
(まあ、現時点ではこんなものだとは思うが)
正直、数学と理科は簡単であった。
一次関数も非常に解き易い問題で、当塾の生徒さんも結構イケてたようだ。
とはいえ、ド定番の方程式の「過不足」問題で間違えた生徒さんが頻発していた…。
私が作っている北辰テスト対策問題集にも類題が複数収められているのだが、「答えが合っているだけで満足」する勉強法を脱却できていないツケだ。
キチンと解説を読むことの重要性を知る切っ掛けになったかもしれない。
(…と信じたいのだが、まだまだピンと来ていない生徒さんが多数派だ…。このブログを書いた理由も、このことに関して書きたかったからである)
今回、北辰テスト対策中と、北辰テスト終わりに、私にとってはかなり衝撃的な出来事があった。
まずは、北辰テスト対策中に起こった(私にとって)衝撃的な出来事から述べていく。
驚くことに、1つの問題に何十分も時間をかけておきながら、丸付けの時には、赤で×を書くだけであったり、ただ数字を直すだけという生徒さんがいた…。
正直、いったい何を考えているのか理解できない。
それでは、何の「積み上げ」も見込めないことは明白である。
(勿論、同様の問題を抱えている生徒さんは、世の中にごまんといる。当塾の他の学年生徒さんの中にもそういった傾向が見られる生徒さんはいる…)☟
普段の授業から口を酸っぱくして伝えている(つもり)なのだが、勉強の「作法」というものは中々一朝一夕には身につかないものだ。
地道に「作法」を身に着けていくしかないだろう。
勿論、問題演習の際に「自分で考える」ことを大切にするのは素晴らしいことだ。
しかし、
問題演習をする際に最も重要なことは、
間違えた後のアプローチである。
◆ 自分がどこで躓いたのか?
◆ そもそも何を意図して作られた問題なのか?(何を試されているのか?)
◆ その種の問題に対処するために必要な知識は何か?
◆ 自分にとってそのハードルの高さはどの程度なのか?
◆ 次回、間違えないために何をすべきか?
◆ もしくは、一旦、保留して他の問題の攻略に自分のリソースを注ぐべきか?
…といったことを考えながら勉強しなければならないはずだ。
勿論、中学生が一人でこういったことを意識しながら勉強することは難しい。
(だからこそ塾があるわけですから…)
ただ、自分自身でもこういったことを意識出来ているかどうか?は、その後の「伸び」にも深くかかわってくる話だ。
0か100かという話ではないので、それぞれの生徒さんが、少しでもそういったことを意識出来るように持っていかなければならないと考えている。
もう一つの(私にとって)衝撃的な出来事は、北辰テストの自己採点中に判明した。
北辰テストの国語の「作文」を「白紙」で出した生徒さんがいた…。
こっちの方が(私にとっては)衝撃度が高い…。
その生徒さんは、まだ本格的に作文対策をしていないのであるが、作文を書こうともしないという発想がマズイ。
少し(というか、かなり)バランス感覚を欠いていると言わざるを得ない。
(…と、バランス感覚が著しく欠如している私が言ってみました…)
この生徒さんは入塾以来、着実に進歩してくれているのだが、所々苦戦する場面がある。
今後、そういった精神的な「閊え」や「拘り」といったものを打破していく必要があるだろう。
…とはいえ、既に点数的にも上昇の兆しが見えてきているので、あまり深刻に考えていない側面もあるのだが…。
話は変わるが、コロナ騒動に人々が「慣れて」きてしまっているせいか、中学校でも「部活」の勢いが復活してきた。
それに伴って、新中3の勉強量が一昨年と比べて減っている。
去年、中3生の勉強量が足りていないとボヤいていたのだが、その実、現段階では、今年の新中3生の勉強量は去年の中3生と比べても決して多くはない。
(…というか、少ないとさえ感じる生徒さんもいる…)
「自分なり」の一生懸命さだけでは全く足りないのだ。
世の中、キチンと勉強している生徒さんは一定数存在している。
そうした相手と勝負出来る生徒さんを育てていかなければならないのだが、まずは塾全体として、「勉強する雰囲気」を作り上げていきたいところだ。
去年、その伝統が壊れた。
(まあ、まだ3年しか経っていませんが…)
今年から徐々に復活させたいと考えているのだが、雰囲気作りという点では、今年も苦戦しそうだ。
今年も去年同様に、「結果」だけにフォーカスしていく羽目になるかもしれん。
(まあ、「結果」だけは残します、絶対に)
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