火曜日に中3で理科のイオンを扱った。
正直、理社の先取り学習にあまり意味を感じていないのだが、泰平中でイオンの範囲が課題として出ており、生徒が全く分からないと言っていたのでやることにした。
中学生でイオンを苦手にしている生徒は多いが、ハッキリ言ってまともに「ものを考える」という意志を放棄している結果だと思う。
先日も書いたが、理科は「理解」と「暗記」のバランスが重要な科目だ。
頭を使わずに「結果」だけを「覚えよう」とするから歪みが生じるのだ。
イオンでは「考え」て「理解」することが重要なのだが、なかなか「頭を使う」ことが出来ない生徒もいる。
現在のところ、中3では半々といったところだろうか。
能力的な問題を抱えている生徒たちにどこまで要求するか?という問題もあるが、そういった生徒に配慮して塾全体としての基準を下げることは避けたい。
能力的な問題を抱えているのならば、他人よりも努力すればよいだけだ。
努力したくないのであれば、当塾と袂を分かって別の道を歩めばいいと思う。
それがお互いのためだろう。
また、本日(と言っても昨日ですが)、中3の歴史の小テストをまとめて行った。
基本的な知識を問うだけの問題なのだが、スンナリと合格してくれた生徒もいればそうでない生徒もいた。
なかなか覚えられていない生徒の中には、前回の演習で残った問題を解き切っていない生徒もいた。
覚えられないのは当たり前である。
まあ、全てが整理されて頭に入っているのならやらなくてもいいのだが、やるべきこともやらずに「覚えられない」などと言っている輩は大問題だ。
結局そういう生徒は、付け焼刃的に「答え」を覚えることだけに終始してしまって視野が狭くなり、情報のつながりが見えなくなってしまう。
悪循環だ。
中1の通常授業の数学では、ようやく文字式の利用に入った。
…のだが、予想通りかなり苦戦しそうだ。
どう見ても小学生の単元の理解が十分でない生徒もいる。
それでも小学校のカラーテストでは9割以上取れてしまうので難しいところだ。
この「文字式の利用」の単元を利用して色々なことを復習していきたい。
英語では「命令文」を扱ったのだが、これまた大苦戦している生徒が複数いた。
You are kind to everyone.
という文を正しく命令文に変えられずにいた。
板書を使って説明しながら生徒を指していくと、
Be are kind to everyone.
Kind to everyone.
You be kind everyone.
などの解答が頻発した。
① 主語を取る
② 動詞を原形に変える
③ am , is, are(be動詞)の原形はbeである
という手順を示した上で生徒を指名しているのだが、なかなか複数の情報をうまく処理できない。
勿論、手始めとして一般動詞の命令文の説明をした後での話である。
You open the window.
という文を、
Open the window.
と変えることは「出来る」のである。
今、「出来る」と書いたが、常々言っているように、
「問題が解ける」ことと「理解できている」は全く別次元の話なのだ。
ここを粘り強く、生徒が「腹落ち」するまで繰り返さなければならない。
こういったやり取りの中で、恥ずかしい思いをしたりすることもあるのだが、それを嫌がるような生徒は伸びない。
「その場をやり過ごしたい」という思考回路に囚われてしまって、こちらが授業時間という貴重なリソースをわざわざ割いているということを認識できない生徒も多い。
(私は生徒に対して「間違えることを嫌がってはいけない」と常々言っているので、当塾ではそういった生徒は比較的少ないハズだと信じたい…)
まあ、私は生徒が躓くポイントを熟知しているので、生徒がどんな珍回答をしても驚くことはない。
(わざと大げさに驚くことはよくありますが。昨日もそんな感じでした(笑)。)
当塾の生徒には「自信を持って」間違ってほしいものだ。
そこで私のツッコミを受けて成長してほしい。
タイトルに「まずまず順調」と書いておきながら、いきなり愚痴から始まってしまった(笑)。
まあ、全体のスケジュール的に言えば「及第点」と言ってよいだろう。
しかし、正直に言ってしまうと、私としては学校がない方が勉強の進度と深度の両方を確保できているように感じている。
学校によるオンライン授業や夏休みの削減などは、私にとってはありがた迷惑でしかない。
私の経験上、学校の話題に囚われている生徒は成績が伸びない。
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