be動詞と一般動詞の区別(新中1)

先週の話なのだが、新中1生で「be動詞と一般動詞の区別」の演習を行った。

指導者によっては、これを徹底したうえで英語に入るという方もいるようだが、今のところ私は、ある程度の演習が進んだ段階で生徒に取り組ませるようにしている。

具体的に言えば、「be動詞」「一般動詞」「名詞の複数形」あたりが終わったところで数回に分けて取り組ませるようにしている。

(なかなか1回ではマスターできない生徒が多いので…)


be動詞と一般動詞の区別は、中1の英語の中で最重要事項だと言っても過言ではない。

というか、間違いなく最重要事項である。


具体的にどんな感じであったのかと言うと、


be動詞(am/is/are)の文 ⇒ be動詞をいじる
一般動詞(be動詞以外の動詞)の文 ⇒ do/does をつかう ※動詞は原形にもどる

次の文を疑問文にしなさい。動詞に〇をして、[ ]の中にbe動詞の文か、一般動詞の文かを書くこと。


2. You are a very good baseball player.

4. Many students come to school with their friends.


という文を見て、

2.であれば、player を動詞だと思って〇をしてしまったり、

4.であれば、students を動詞だと思って〇をしてしまうといった間違いが散見された。


…といっても、この文自体を疑問文や否定文にすることは出来ている生徒もいた。

何が動詞であるのか?をきちんと把握できていなかったにも拘わらずである。

(ちなみに、ほぼ完璧に出来ていたのは1名だけであった。まあ、大体そんなものだと思う。今後、趣向を変えながら数回に渡って演習を続けていくつもりだ…)


ちなみに、4.の間違い方は寧ろまともな間違い方 & よくある間違い方である。

英語では最初に、主語+動詞 を書く!

ということを強調しているので、最初から2番目の単語が動詞になるのかもしれないと考えてしまうのは理解出来る。

ただ、私が常日頃から強調している

常にカタマリを意識する!

という観点に欠けることは否めない。

(最初に述べた通り、私は「名詞の複数形」までが終わった段階でこの問題を解かせており、many「たくさんの」という単語は既習なので、many の役割や意味のカタマリということも同時に考慮出来ていれば防げる間違いであるとも言える)


何度かこのブログでも書いたことがあるのだが、

「問題が解ける」ことと「理解している」ということは同義ではない。

生徒は得てして「問題が解けているから大丈夫」と思いがちなのであるが、こういったことを可視化してあげることも重要なことだと考えている。


英語において、文の動詞をキチンと捉えるということは、英語を構造的に捉えるための不可欠な極めて重要な第一歩だ。

新中1生の中にもまだまだ英語を構造的に見ることが出来ていない生徒がおり、やはり問題の解き方や英作文が安定していない。

誰もが通る道ではあるが、必ず乗り越えなければならないハードルでもある。☟

上記のブログの生徒さんなども、やはり「構造的理解」に到達するまでかなり苦しんだ。

今では英語は盤石だ。

(ちょっと、他の科目で苦しんでおりますが…。色々と非常に心配です…)


昨日、新中1で、be動詞と一般動詞の区別の2回目の演習を行ったので、後日その様子をupしたいと思います。


(ちなみに「構造的」に物事を見ることが出来ないという弊害はこんなところにも表れてきます☟ 教科を横断する問題だということが分かって頂けると思います)

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