冬季講習の成果 & 取っ手の無い引き出し

さいたま市のテストが返ってきた。

予想していたよりも良く出来ていた。

400点越えをした生徒が複数名いた。

さいたま市の全受験生の中の志望校別順位でも、

1位/33人中、2位/79人中、12位/151人中

と、比較的安心して受験を迎えられそうな生徒が多そうだ。


冬季講習の総括として「まずまず」と表現したが、厚めに演習をした理社で結果が出始めている。☟

そして、今回はなぜか国語の点数が高かった生徒が多かった。

(まあ、一応計画的に演習はしてもらいましたが…)


とはいえ、まだまだ理社が弱い生徒さんもいる。

上記のブログで書いた通り、社会は地理における読み取りのポイントを押さえる部分は少し別だが、総じて反復回数で押し切ることが出来る部分が大きい。


その際に、タグ付けや他の情報に紐付けが出来れば最高である。

情報を綺麗に引き出しの中に収納するだけでは足りない。

収納する段階で「取り出す」ことを意識しておかなければならない。

そう、その「引き出し」を引っ張り出すための「取っ手」を予め取り付けておかなければならないのだ。

それは他の情報と結びついた「紐」であっても良い。

そういった「取っ手」や「紐」が取り付けられていない「引き出し」の中の情報は、後から思い出すことが出来ない。

「取っての無い引き出し」の中に、いくら綺麗に情報を詰め込んだところで宝の持ち腐れだ。

全く使えない。

(もしかしたら、死ぬ間際に走馬燈として現れてくるかもしれませんが…)


だからこそ、覚える時点で他の情報との共通項や関連性を探し、他の情報に触れた際に芋づる式に「意識」される状態を作っておくべきなのだ。

情報を「しまう」時点で、後で「取り出す」ことを考えていない生徒が多い。

後々、どうやって情報を「取り出す」べきなのかを一切考慮していない。


勿論、一問一答問題集を機械的に繰り返すだけでもかなりの反復効果はあるだろう。

しかし、それではあまりにも勿体ない上に非効率的だ。

以前にも書いたが、ある一つの情報は他の情報と関連付けられることで初めて認識され定着する。☟

実は、書きかけのまま3日以上放置してしまっている記事があるのだが、「取っ手の無い引き出し」というタイトルが気に入ってしまい、未完成ながらこの記事の中にねじ込んでしまった…。

「効率的な」勉強法という言葉に対する世間様の認識にも反する内容も盛り込むつもりだったのだが、内容と構成が私の頭の中から消え去ってしまった。

(というか、言語化するときにブレると言いますか…)


「効率的」という言葉に関して言えば、万人に対してカスタマイズされた「効率性」などあり得ないという至極当然の話だ。

完全な語義矛盾である。

…という話だ。


まあ、日を改めて書き起こすことにしよう。

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