塾講師をしていて嬉しい瞬間

最近のブログの記事と関連しているのだが、私がどのような時に喜びを感じるか?というと、

それは、

「生徒がこちらの予想を上回ってくれた時」

である。

そういった瞬間は、生徒が志望校に合格した時や、テストの点数や偏差値が上がった時だけでなく、日々の授業の中のふとした瞬間に訪れることがある。


先日、(客観的に見れば)生徒を泣かせてしまった話をブログに書いたが、☟

なぜ私がこういったことを肯定的に捉えているのかというと、

適切に負荷をかけ続けることの重要性を知っているからである。


勉強が苦手な生徒によくありがちなのだが、「出来ること」しかやりたがらない生徒というのがいる。

例えば、基礎的な計算練習を執拗に繰り返すとか、漢字や単語の練習をやたらと繰り返したり、とにかく頭を使わない単なる「作業」に終始して時間を潰したがる生徒がいる。


正直、それでは成績は上がらない。

「自分が出来ない問題」にチャレンジし、最初は理解できなくても根気よく正解に至る筋道を丁寧に辿りながら、そのプロセスを反復することによってのみ、成績は上がる。

そして、今まで自分が出来なかったことが出来るようになることによって、自分の限界そのものが広がっていく。

思考のフレームや、記憶のキャパシティが大きくなる。


そのためにはその時々に合った「負荷」をかけなくてはならない。

筋トレと同じだ。

今の自分の限界を少し超えるくらいの「負荷」をかけながらトレーニングを繰り返し、慣れてきたらまた、少し背伸びをしてみる。

その繰り返しだ。


生徒の「難しそう」「面倒臭そう」「無理」などといった言葉に振り回されていては、後でやってくるであろう「喜びの瞬間」を体験することは出来ない。


私は基本的に授業を構築する際に、大体私が想定している生徒の実力よりも少し高いレベルの発問を生徒それぞれに投げかけるように心掛けている。

その際にこちらの予想に反して、生徒が難しい質問に答えられたりすると、こちらとしては喜びを感じられるのである。

当然、その生徒の「思考のフレーム」が拡大することは言うまでもない。



また、「他者との競争を厭わない姿勢」も重要だと書いたが、☟

自分を他の生徒と比較することによって自分の立ち位置を知り、成長の糧とする。

「自己を知る」ためには相対化が必要だ。

自分が「出来ていない」という事実を受け止めるところから「成長」は始まる。

適切な「競争」もまた大切だ。


こういったことを考えながら、日々指導にあたっている。

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

本気で成績を上げたい生徒を全力でサポートする塾です。現在の成績に関係なく未来に向けて真剣に努力する生徒を応援します。

0コメント

  • 1000 / 1000