小学生の授業が面白い。
昨日の授業で小学生の生徒さんが日々の様々な事柄に関して、自分で仮説を立てて検証した結果を披露してくれた。
「やることがたくさんある時と、やることがあまりない時の時間の長さの感じ方」
に関する話だったのだが、驚いたことに「仮説」という言葉をシッカリと使いこなしていた。
「私が考えたところによると・・・」という具合に自説を展開していたのだが、なかなか将来有望なのではないだろうか(笑)。
「自分の頭で考える」ということを楽しんでいる様子が伝わってきて、見ているこちらが嬉しくなってしまった。
(…と書いているうちに、その生徒が出した結論が思い出せるかと思っていたのだが、完全に失念してしまった(笑)。老化現象ですね。確か私が考えているのとは逆の結論を導き出していたと思います。次の授業で確認してみます。)
この生徒さんからは、普段疑問に思ったことや不思議に感じたことに対する「感度」が良さが感じ取れる。
以前にも書いたが、「何?」だけでなく「なぜ?」がある生徒さんだ。
「思考停止」とは対極にいる存在だ。
また、他者との競争を過度に恐れず、不本意な結果も素直に受け止めることが出来る生徒さんでもある。
バランスの良い自己肯定感を持っている証であろう。
こういった生徒さんは伸びるであろう。
また、学校のテストの前に「〇〇の単元を復習しておきたい」と言ってきてくれた生徒さんもいた。
うちの塾は学校よりも少し早めに進めているので、こういう要望を伝えてくれると助かる。
これは、本人が「良い点数を取りたい!」と考えている証でもあるので、喜ばしいことだと思う。
「良い成績を取るために頑張る」
「疑問に思ったことを理解しようとする」
こういったマインドセットが備わっている生徒を指導できることは、教える立場にあるものにとっては大変喜ばしいことだ。
そんな風に感じた日であった。
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