先日、中1生の体験授業を終えた。
今年卒塾して頂いた生徒さんの妹さんなのだが、まあ、大変優秀なお姉さん ☟ だったので、体験授業も全く心配はしていなかった。
とはいえ、姉妹でもやはり性格はかなり違うようだ。
(当たり前だろう…というツッコミが聞こえてきそうですが…)
面談の時に、お母様からお話があったのだが、今回体験授業を受けてくれた妹さんの方は、かなり「堅実」な性格であるとの印象を受けた。
文字の書き方も一つ一つの文字を丁寧に書いていて、丸付けもこまめに行っていた。
理解力もあり、あの様子ならどこの塾に行っても大丈夫だろう。
元々、中間テストが終わって学校に慣れてきたあたりから体験授業をさせて頂くというお話だったのだが、現在の新型コロナウイルスによる休校措置により勉強が進まないことにお母様が不安を抱かれて、今回体験授業を受けて頂くことになったらしい。
ちなみに、兄弟や姉妹で比べられるというのはどうなのだろうか?
やはり、嫌な気がするものなのだろうか?
私の授業では、あまりそういったことには触れないつもりではいる。
(というか、あまり比べようとも思わないが。比較するとしたら同じ学年の生徒ですかね。相対的な違いを把握しておかなければ授業を組み立てられませんから)
そして、中1の授業では国語の問題演習第2弾を行った。
前回☟、かなり苦戦していた生徒もいたが、今回も序盤は苦戦していた。
やはり「何を聞かれているのか?」ということをなかなか把握できないようだ。
とはいえ、最初の問題で躓きを修正したところ、その後はよく出来るようになっていた
前回苦戦していたもう1名の生徒は、今回は比較的スムーズに取り組めていたようだ。
また、中1でも英語の英作文のテストを開始したのだが、かなり苦戦している。
まあ、最初からいきなり Class Room English なので難しいのではあるが…。
まずは音読をしっかりして音と綴りの関係を掴むことが重要だろう。
そして、中3の授業なのだが、ようやく全員が人の話を「聞ける」ようにはなってきた。
まだ少し怪しい生徒もいますが…(^_^;
とはいえ、どうも他人の話を「聞き流す」癖が抜けきらない生徒もいる。
今後、授業スタイルを少し変えてみようかとも考えている。
昔、一緒に組んでいた講師がよく使っていた手法で、一区切り説明した後に、
「今までのところで分からなかったところはないか?」
と生徒に尋ね、生徒が質問しないで間違えた場合、烈火のごとく怒るというものがあった。
(私はと言えば、「ノートに書いてあること」を見ないで間違えた場合はブチ切れるという手法を採っていた。どんな手法?)
とはいえ、この手法にも弱点がある。
そもそも勉強が苦手な生徒は「自分が理解できているのか?」といったことを自ら判断できないケースが多い。
個々の問題が解けるか(というよりも「答えがあっているか」)でしか単元理解の判断をする手段を持たないケースが多々ある。
だから、こちらが質問タイムを設けても本人は本気で「出来ているつもり」でいるなどということはよくあるのだ。
…で、問題演習に入ると間違えてしまう。
それは取りも直さず「物事を抽象化してまとめる力」がないということに他ならない。
個々の問題が「何をポイントとして繋がっているのか?」という視点から「一連の情報の流れ」として事象をまとめて考えることが出来ないのだ。
(この視点は程度の差こそあれ、当塾の生徒全員に身に付けて貰いたいものでもある)
これは、生徒に限った話ではない。
例えば小学校のカラーテストは非常に簡単に作られており、あのテストの結果のみから読み取れる情報量は極めて少ない。
…のだが、個々の表面上の点数に一喜一憂してしまって、背後に隠れた共通項としての問題点を見落としてしまっている保護者の方も少なくない。
まあ、ほとんどの場合は、
「何か問題を抱えているのは間違いないのだが、何が問題であり、どう対処したらよいのかがよく分からない」
というケースなのであろう。
勿論、そういった問題は複合的な要素から成り立っているものなので、何か一つをズバリと言い当てることは不可能だ。
(もし、そういう人間がいたら、寧ろその人はインチキ屋さんですね)
そういったケースでは、日々の授業でのやり取りの中で少しづつもつれを解きほぐしていくしかない。
それにしても、まだまだやっていることがヌル過ぎる。
正直、今学校から出されている「課題」が足枷となっており、生徒が勉強しない体のいい言い訳として利用されてしまっている。
中3生は中1・2の復習を優先してやっていきたいのだが、バーチャル中間テスト対策でもやってみようかと考えている。
果たして、新中1・2生は長時間勉強に耐えられるのか?
ちょっと不安だ。
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