北辰テスト&期末テスト概観&問題を解くということ

ブログの更新をしばらく休んでしまった。

Youtuberと同じでなるべく頻繁に更新したほうがよいのであろうが、色々と優先順位がおかしなことになっていて中々難しい状況だ。

書きたいことがないわけではないのだが、一旦書き始めるとグダグダと考えて時間を吸い上げられてしまうので控えていた。


とは言え、まず、北辰テストの状況に言及しなければならない。

うちのエースさんに偏差値70を取らせるプロジェクトは、今回もどうやら上手くいかなかったらしい。

それどころか「国語で失敗した!」「それを引きずって他の教科もダメだった…」「学校選択の数学がマジでやばかった!」

とのお言葉をいただいた。

もう反省しかない。


少しSNSを見て回ってみたのだが、どうやら今回は数学が難しかったらしい。

昨日、数学だけ実物を持ってきてくれたので軽く解いてみたのだが、大問3と4の最後の問題は完全に捨て問と化していた。

作図も少し描き難かったように思う。

大問1の最後の説明問題は、実は今までの知識で解ける問題で前日に演習した知識を使う問題だったのだが、誘導を読むと逆に解き難いと感じるのかもしれない。


あと何題か間違えたようだが、やはり勉強の仕方だと思う。

平方根や整数問題などでは、具体的な数値のみを当てはめて正解を出す手法では限界が来る。

文字を扱いながら範囲を絞っていき正解にたどり着く手法を疎かにしてはならない。

なぜその式を立てるのか?という根本的な問いかけを大事にしなければ、解法の汎用性を得られない。


図形にしても、錐体とは底面の各頂点から伸びる線分が一点に集まってできている立体である、ということを言語化した上で図形を見るという作業をしておけば、投影図を見る目も変わってくるものである。


そうした時に、問題が解けたかどうかは問題ではない。

何度も言うように、答えがあっているか否かは然したる問題ではないのだ。

些末な問題だといってもよいかもしれない。


他人が作問した問題を解くということは、すなわち他人の論理的思考ルートに乗っかるということである。

そこでは、より汎用性の高い思考ルートを持っているほうが有利であるし、当然、予め幾つかの選択肢を用意しておいたほうが、相手(作問者)の思考ルートに乗っかることが出来るチャンスが増えるだろう。

サッカーでいうところの、戦術メモリーとでもいえば良いのであろうか。

相手の出方によって、刻々と変わる状況に対応するために引き出しを多く持っていることが大切なのである。

そして、最も大事なのは、「勝つために」「ゴールを決めるために」「ゴールを許さないために」戦術を理解し使っているのだという目的意識を常に頭から離さないことなのである。


今回数学に関しては、ちょうど北辰本番前日に、平方根の問題であまり好ましくない解法で解いていたので、軽く注意はしたのだが、そこをより深く突っ込んであげれば良い教訓として活かせるのではないだろうか。



しかし、今回一番反省しなければならないのは国語だろう。

というのも、恐らく、本人も親御さんも懸念材料として以前から国語を上げていたからだ。

時間の制約もあり、今まであまり手を打ててずに来た。

実は以前も書いたのだが、現在の埼玉県の公立高校の問題と北辰の問題は、問題の質にかなりの乖離がある。

(平成25年以前の北辰の国語はなかなか面白かったと思う)

国語が(というよりも勉強が)苦手な生徒の訓練としては最適なのだが、読解問題としての質は低いと言わざるを得ない。

また、国語は作問形式に左右される部分が大きい。

正直、今の中3はもともと勉強が苦手な生徒の割合が高いので、今までの北辰対策では北辰レベルの読解問題をしっかりとりきるという方針でやってきた。

今後は埼玉県の過去問をまずはベースにしながらプラスアルファも加味していきたい。

(とは言え、以前エースさんに薦めた参考書はあまりしっくりこなかったようだ…。結構良いものだと思うのだが…。)



無駄に長くなってしまったので、最後に期末の結果をザックリと書いておく。

(前回との比較が出来ない生徒もいるので、2年の順位が出揃ったところで、また上げます)

中3

470点

442点

400点

378点

371点

・・・

実は、今回、期末直前に入塾してくれた2人の生徒の明暗がクッキリ分かれてしまった。

1人は勉強に対する積極性もあり結果も出たのだが、もう1人は指導しているときから勉強の仕方にかなりの違和感を感じていて、予感はあったのだがもろに結果に出てしまった。☟

そこら辺の話も本人にはしている。

ただ、あまり納得がいかない結果だった生徒も、前回よりも順位は30位ほど上がったらしい。

地頭の良さは感じるので、後は入試本番まで頑張るしかない。


中2

412点

374点

371点

・・・

中2は全員順位を上げていると思う。

上位の1名を除く3人は皆、入塾前の1学期の成績よりも5科で100~120点以上点数を上げることが出来ている。

(塾内トップの生徒もジワジワと順位を上げているようです)

単科でも英語で、

95点

86点

86点

とそれぞれが過去最高の点数を出してくれた。

(ちなみにこのうちの1名は、期末の10日前に入塾してくれた生徒だ。

10日間の勉強で100点くらい上がったのではないか。

英語が苦手だと言っていたので、もしかしたら点数が2倍以上になったかもしれない。)

雰囲気も悪くない。

来年はなるべく早い段階で中3を満席にして、こちらの指導方針を徹底できる環境を整えたい。

(…という願望を抱いている)

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

本気で成績を上げたい生徒を全力でサポートする塾です。現在の成績に関係なく未来に向けて真剣に努力する生徒を応援します。

0コメント

  • 1000 / 1000