R4埼玉追試数学大問4・5解説

前回の記事で、色々と書いたのだが、書いていなかったエピソードを書いておく。

以下の画像を見てもらいたい。☟

これは、令和5年の埼玉県公立高校入試学校選択問題の追試の第1問だ。

夏前に少し様子を見ようと思い、習っていない単元を除いた問題を一通り解いてもらった時のことである。

とある当塾トップの生徒さんが、何やら大問1で時間を食っているようなので様子を見てみたところ、上記の問題の筆算がビッシリと余白に書き込まれていた…。


10桁を超えるかという小数が所狭しとビッシリと書き込まれている光景を見て、戦慄を覚えたというか、背筋が凍ったというか、プロ仕様の重たい木製バットで後頭部を思いっ切り殴られたような感覚というか、とにかく、凄まじい衝撃を受ける事件があった。

(小数は分数に直して計算する、その際に約分を上手く使って計算の工夫をするということは、日頃から口を酸っぱくして伝えていることだ。そもそも、数学で小数を使うことなどほとんどないということも折に触れて伝えている)


元々、北辰テストや、埼玉県数学(理科)の解説を作り、体系的に編集し直して問題集にしているのだが、年度ごとの埼玉県数学の解説に関しては『声教』の解説か、埼玉県が発表している『分析』に任せていた。


追試に関しては、めぼしい問題だけピックアップしていたのだが、上述の「事件」を受け、フル解説を作ることにした。


以前、このブログで述べたが、私がプリントを作るときは、常に具体的な生徒の顔を思い浮かべながら作っている。

その生徒さんなら、こういった図がないと理解し難いだろうなと言ったことを考えながら作っている。

その意味では、追試のフル解説を作る切っ掛けを与えてくれたことに大変感謝している。

ありがたい。


まあ、折角作っても、今年は生徒さんが少ないので、利用してくれそうな人がいるなら、宣伝がてら載せておくことにする。

(以前、こんなこともあったので…☟)


ちなみに、上記の分数の計算の解説は以下の通りだ。☟



…というわけで、本題であるR4埼玉追試数学の解説を一部掲載しておく。

このR4埼玉追試数学は非常に面白い問題が多く(北辰も第8回のテストで2次関数の問題を少し模倣していた)、需要が高い部分ではないかと思う。


画像の解像度はあまり高くないが、こんな感じだ。☟

…と、こんな感じで解説を作っている。


ちなみに、いつも生徒に言っているのだが、解説を読んで理解するのもある程度の能力が必要だ。

生徒が難しいと感じるであろう問題は、なるべく授業内で解説するようにしているのだが、それは、その場で全てを理解して覚えなければならないということを意味していない。

私の解説を聞いて、後で自分で解説を読んだときに理解し易くするためだ。


ここら辺のことは何度も話しているのだが、「解説をしっかりと読む」ことの重要性を未だに認識できていない生徒さんがいるのも事実だ。

そういった細部のこだわりの積み重ねが、後々の「理解」や「暗記」ひいては「学力」に大きな影響を及ぼす。



ちなみに最後の立体の問題は、数楽さんが以前あげていた慶応志木の問題と全く一緒なので、そちらのリンクも貼っておく。☟

ついでに言うと、この令和4年追試の立体の問題は、翌年の令和5年の本誌で少しアレンジされて出題されている。

そちらの解説も数楽さんがしてくれているので貼っておく。☟


あと、箱ひげ図は怖いところだと思うので、こちらのリンクも貼っておく。

非常に良い問題だ。☟

(北辰テストでも、同じ考え方を用いる問題が出題されている)


数楽さんの動画は当塾の生徒さんにも勧めているのだが、残念ながら塾内視聴率は高くないらしい。

正直、数楽さんの動画を継続的に見ることが出来ているという時点で、その生徒さんは賢い部類に入るということなのだろう。

いずれにしても、非常に有益なコンテンツであることに疑いの余地はない。

数学が出来るように成りたいのであれば、ぜひ視聴することをお勧めする。





埼玉県の過去問のダウンロードは以下のサイトからできる。☟

(過去3年分しか掲載されていないので、いずれ令和4年の問題は無くなるが…)

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