今回は、2022年の北辰第5回(10月)の結果を振り返ってみる。
ちなみに、このように振り返り作業をしているのは、自分の頭の中を整理し、冷静に今年の生徒の現状と展望を見通すことが狙いだ。
正直、昨年の公立高校の結果に私自身かなりのダメージを負った。
実は、その後で一区切りをつけられる出来事があり、少し気持ちの整理がついたというのも大きい。
というわけで、去年の10月の北辰テストの結果を載せておく。
ちなみに、9月の北辰の結果はこちらです。☟
2022年北辰第5回(10月)
5科偏差値
65.4
64.3
59.9
54.6
53.1
3科偏差値
64.6
63.0
57.6
55.7
54.3
塾内平均
5科 59.5
3科 59.0
9月の後半の段階で5人になった。
(男子生徒2人が抜け、女子高になってしまった…。ちなみに、その2人の結果を見て、流石に北辰対策をしないと成績が下がるらしいことが判明した。まあ、それが良いことなのかどうかはわからない。いつ・どこで・どんなテストを受けようが、その場で対応できる実力をつけておくのが、理想と言えば理想だからだ。…とはいえ、そんなことが出来るのは、ほんの一握りの稀有な才能の持ち主だけだとは思うが…)
正直、この時期でも「本気」とは言い難い生徒さんもいた。
私の不徳の致すところであろう。
勉強の「量」と「質」ともに改善できる余地があった。
私から見れば勿体無いと感じる部分が多々あったのだが、安全志向が強く上昇志向が弱い生徒さんにとっては、リミッターを外して「本気」で勉強に打ち込むことは、相当ハードルが高い。
現状に満足はしている訳ではないが、かといってそこまでして成績を上げる必要があるのか?という意識が働いてしまう。
以前にも述べたが、
「成績を上げたい」
のと、
「成績が上がればいいな」
とでは、天と地ほどの差がある。
(以前は、「地球上と月面上くらいの差がある」と書いた気がする)
更に言えば、「成績を上げる」というのは、「点数や偏差値を上げる」という意識とは少し違う。
「自分が分からないこと・出来ないことを一つ一つ潰していく」
「自分の思考・作業のスピードと精度を上げていく」
といったことにフォーカスしていった結果として、成績の向上がある。
当然のことながら、そのためには「量」と「質」が不可欠となるのは勿論、様々な状況において適切なタイミングで立ち止まり、自分の状況を顧みることも非常に重要だ。
要するに「セルフチェック」をしっかり行いながら学習を進めるということになるのだが、これには様々なフェーズが考えられる。
問題を解き進めながら着眼点や解法を確認するために立ち止まらなければならないときもあるし、問題集や参考書を進めていく過程で立ち止まり、自分が理解できていない前の単元を再確認しなければならないこともある。
そういった逡巡のようなものがなければ、成績は伸びない。
単なる作業化された「勉強」では得られるものが非常に限られてしまう。
(そもそも、単なる「作業」を「勉強」と呼べるのかは、甚だ疑問だ)
これは性格の問題なのだろうか?
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