ことわざ・慣用句・四字熟語

ここのところ、小学生に宿題として、中学受験用の「慣用句」「ことわざ」「四字熟語」のプリントを答えを渡さずにやって来てもらっている。

「答えを渡さない」といっても、最初のページで「なぞり書き」として全ての「慣用句」「ことわざ」「四字熟語」の意味が記載されているものだ。

従って、キチンと確認すれば、必ず満点が取れる仕組みになっている。


…のだが、なかなか満点をとる生徒がいない。

プリントを裏返して確認すれば済むことなのだが、それが出来ない生徒さんがいる。(-_-;)

それぞれの「慣用句」などの意味をよく確認せずに問題に取り組んで、気持ち悪くないのだろうか?

私なら、意味が気になって仕方ないのだが…。


また、「急ば回れ」が、「急ば回れ」になっていたり…、(  )の中に上手く収まるように語尾を調節していない生徒さんなども散見される。


答えを出す前に一度立ち止まって考えてみる(もしくは確認してみる)という態度は非常に重要だ。

以前、「具体的に考えてみることの大切さ」☟という記事の中で、

答えを出す前に「立ち止まって」「具体的に考えてみる」ことが出来るかどうかが、

「中学校以降の勉強で『躓く or 躓かない』という分水嶺に成り得る」

と書いたが、まだまだ道のりは険しいと言ったところだろうか…。


とはいえ、課題を出し始めた当初よりも正答率は上がっているので、少しずつ改善はされてきているという印象である。

次回は全員が全問正解になってくれることを期待したい。



そんな中、一人だけ連続で満点をとっている非常に優秀な生徒さんがいるのだが、その生徒さんの「やり方」が素晴らしい。

それぞれの「慣用句」や「ことわざ」などの成り立ちなどが気になったら、その場で調べて(ググって)メモを取りながら進めてくれているのだ。

やはり、賢い生徒さんと言うのは、

「気になったらその場で調べる」

という姿勢を持っている場合が多いと感じる。


「立ち止まって考える」

「その際に、実際に色々と手を動かしてみる」

という姿勢を身に付けていってもらうことが出来れば最高だ。

そのための仕掛けを色々と考えていきたい。




…と呑気にブログを書いているが、今月はかなりアップダウンの激しい月であった。

そして、つい先日かなりの激震が走ったのだが(正直、開塾以来最大の衝撃であった…。私自身の至らなさを思い知ることとなったとでもいえば良いのであろうか…)、生徒のMAXを引き出すことが出来ていない自分の力不足を感じている。



ちなみに、少し前に早●アカさんの最上位クラスからから当塾に転塾したいと言っていた生徒さんは、早●アカさんの春期講習後に一旦合流はしたものの、やはり当塾の現中3生とはあまりにもレベルの差があり過ぎて、話し合いの結果、早●アカさんに戻ることになった。

まあ、それが本人にとっては一番良い選択であろう。

私は、入塾面談の際に他の塾を薦める場合があるのだが、たとえば、付属系の私立高校などを選択肢の中に入れているのであれば、やはりそういった環境に身を置くのが一番である。

残念ながら、現在の中3生は、雰囲気・レベルともに、そういった類のものとはかけ離れている。


とはいえ、私としても座して死を待っているわけではない。

現在、中3では「式の証明の利用」を一通り終えたのだが、先日、授業とは別日にその確認をしに来てもらった。

まずまずの出来であった。

正直、普通の塾であれば、最初から「捨て」させざるを得ないようなレベルの生徒達であるが、何とかある程度のところまで持っていきたいと考えている。


まずは、

「他人の話を聞きとれるようにする」

「オウム返しが出来るようになる」

「書いてあることを一字一句飛ばさずに文字を読めるようにする」

といったところから鍛えている最中だ。

(これは、他の学年の一部の生徒にも言えることだが…)

こういったことを約半年間続けてきた結果、かなりの進歩を見せてくれている生徒もいる。

まずは、自己認識であろう。

自分の問題点を自覚できれば、改善の余地はある。

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

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