昨日の小6の授業で、「おおっ!」と思うような場面があった。
小5の「角度」の復習を行ったのだが、その際に中学生で習う用語である「錯角」や「同位角」といった言葉を使いながら説明した。
すると、それらの用語を一度聞いただけでアッサリと「覚え」て、使いこなしてしまっていた。
本人は「角度は少し自信がない」と言っていたにも拘わらずである。
これは中々凄いことだ。
抽象的な「概念」としての「名前」を一度聞いただけで覚えてしまえる生徒は間違いなく「賢い」。
自分が今「何」を勉強しているのか?といったことを意識できている証拠でもある。
このブログでも何度も書いているが、言葉の「定義」は非常に重要である。
「単元名」や「言葉の定義」や「用語」などを「無視」してしまう生徒は、抽象的な概念を扱う力が弱い。
レベルが高くなった時に躓く可能性が高いと言えるだろう。
(残念ながら、現中3生ではこういった「用語」や「単元名」をスッと覚えられる生徒はほとんどいない…)
件の生徒さんは、普段から地頭の良さを感じさせてくれるお子さんなのだが、改めてその資質の高さを感じた。
なかなか楽しみな生徒さんだ。
一方、小5では「約分」と「通分」を扱っているのだが、まだ少し演習が必要なようだ。
最小公倍数を見つける段階でまだまだ心許ない部分がある。
そこら辺は、分数の足し算の計算問題を通じて実践的に体得していってもらいたいと考えている。
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