必修テキスト & 第一教科書

うちの塾では教科書準拠教材として理社国は『必修テキスト』(文理)を使っている。

現在、中1中2で理社の演習を行っているのだが、改めて良いテキストだと感じている。

文理は市販でも小中学生向けの良い教材を販売しているが、市販の『教科書ワーク』に比べて少しレベルとボリュームを上げた感じとでもいったところだろうか。

教科書準拠の問題集の良さは何と言っても教科書の内容を丁寧に拾ってくれていることに尽きる。

世の中には「準拠」と謳っておきながら、中身は古くからある一般的な単元内容に終始している教材も多い。

そんな中で、『必修テキスト』は、細かいところまで目が行き届いているしっかりとしたつくりとなっている。


教科書自体、マイナーチェンジを繰り返しながら内容を更新し続けているので、いかにして適切にその変化に対応した問題集を作れるか?が教材会社にとっては腕の見せ所だろう。

それは教員や塾講師にとっても同じことではあるが…。


教科書が改訂されるたびに思うのは(「ゆとり」時代を除いては)、改定されるたびによりわかりやすくなっているだけでなく、より情報量と深度が増してきているということだ。

勿論、理科の比を使った計算問題などは、実際の入試問題にあたって演習を重ねていくことが入試本番で高得点を取るためには不可欠ではある。

しかし、理論的な土台となる部分は、しっかりと教科書に書いてあるのだ。

このブログにも何度か書いていることだが、教科書をシッカリと読み込みもしないで、既成の問題集だけを何周もしたところで、本当の力はつかない。

中1の理科を教えながら、そんなことを考えていた。

(まあ、これは教科と単元にもよりますが…)


…とは言え、実際のところ残念ながら教科書を「読めない」生徒がいるのも事実だ。

文章を「読む」ということが、どうしてもできない。

こういった生徒は、「問題集を何周もする」という勉強法に頼らざるを得ないわけだが、こうした時に、どの問題集を選ぶか?が重要になってくる。



タイトルにある「第一教科書」とは、新大久保にある本屋さんのことなのだが、学校の教科書や塾用教材を扱っているところだ。

一般の本屋さんでは売っていない教材を買うことが出来る。

多くの塾で採用している「育伸出版」の『SIRIUS』シリーズや『実力錬成テキスト』シリーズだけでなく、前述の『必修テキスト』など様々な教材が置いてある。

(『新中問』などや『新演習』など、一部の教材会社のテキストは扱っていない)


もし、塾に通わせずに歯応えのある問題の演習を学年ごとに体系的に行いたいと考えている方がいらっしゃれば、一度行ってみることをお勧めする。

(今、新型コロナ騒動で営業しているのかどうかは定かではありませんが)

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