今回の新型コロナウイルス騒動に関して私が批判的な立場を採っていることは既に述べた。☟
…で、当塾が世間様の風潮に逆らって通常授業を行う理由を述べようと思っていたのだが、なんだか新型コロナウイルスによる死者数に関して「正確に捉えられていないのではないか?」「政府は数字を誤魔化しているんじゃないか?」などという発言をしたテレビコメンテーターがいたらしい。
しかも、ビックリすることにこの発言が世間様から支持されているらしい…。
もう、凄すぎて何も言えませんわ。
そのコメンテーター曰く、
「日本で1日に肺炎で300~400人が亡くなっていて、東京都だけでも30~40人が亡くなっているから云々…」
ということらしい。
どう考えても、
1つの病院で1日に肺炎で亡くなる患者さんの数は1名いるかいないかでしょう。
1つの病院に何十人も肺炎患者がいて毎日バタバタ亡くなっているわけではないですから。
ということもさることながら、
今のご時世で、院内に肺炎の患者さんがいれば、真っ先に新型コロナウイルスのリスクを考えるわけで、院内感染を防ぐためにも当然検査するに決まっています。
(というか、もし検査を要請しない医者がいたとしたら、逆にありえないことだと思いますが…)
志村けんさんの場合も、肺炎症状が出てコロナウイルスの感染の疑いがあるということで検査をした結果、新型コロナウイルスの感染が発覚したという流れです。
あまりにも現場の方々を愚弄した発言だと思う。
「ジョギングも2m間隔をあけて云々…」と発言している人もいるようですし…。
どこの世界に赤の他人と隊列組んだ近接状態で「ジョギング」する方がいらっしゃるというのか…。
それ何の罰ゲームですか?
まあ、皇居の周りなどは一般ランナーで混雑していた時期もあったそうですが、人が少ない場所を走れば良いだけの話だと思うのですが…。
百歩譲って、ウイルスの保持者とすれ違う可能性があるにしても「すれ違う」程度では曝露量が少なすぎて感染のリスクはほぼないと断言できるわけですし…。
(この曝露量の話は、山中先生と尾身茂氏とのGLOBISの動画の対談の中でも述べられていました。情報が古いとお考えになる方もいらっしゃると思いますが、日本において人とモノの移動制限がほとんどなされていなかったこの2か月間での感染の拡大の仕方を見れば、新型コロナウイルスの感染の仕方に関しては極めて適切で正しい情報だと言えるでしょう)
もう言ってることがムチャクチャすぎて嫌になる。
…ということで、世間様の「空気」に逆らって塾を開ける理由を書こうと思っていたのですが、また今度に致します。
小保方晴子さんの騒動の時にも感じた違和感を再び感じております。
追記
4月21日に「濃厚接触」にかんする厚生労働省の定義が更新されたようだ。
>「これまで『2メートル以内を目安に会話などをしていた人』としてきた定義を、『1メートル以内を目安に15分以上接触した人』に変更しました。
>「厚生労働省によりますと、これらの定義に該当しても、感染者がマスクの着用や手の消毒など周囲を感染させない対策を取っていた場合は原則、濃厚接触者にはならないということです。」
とのことですね。
「発症の2日前」という条件も付け加えられたようです。
…で、ノーベル賞の山中教授が「ジョギング」に関して発信をしたようですが…。
まあ、言いたいことは分からなくもないのですが、ちょっと…。
チューリップを80万本刈り取ったというニュースも流れていましたし…。
正直、集団ヒステリーに近い状況ですね、これは。
0コメント