1週間ほど前の中2の数学の証明の授業で、生徒にかなり突っ込んだ。
「△DBCが二等辺三角形であることを証明しろ」という問題だったのだが、
2つの三角形が合同であることを証明したあとに、何を言えば△DBCが二等辺三角形であるといえるのか?が中々出てこなかった。
(基本的な証明が出来るようになるのもかなり苦労しましたが…)
私の質問に対する答えは「DB=DC」だったのだが、それを生徒に言わせるまで20~30回は同じヒントと同じ質問を繰り返したと思う。
ヒント:二等辺三角形の定義は「2つの辺が等しい三角形」である。
(ちなみに、このヒントも生徒にその都度答えさせていました)
⇒ じゃあ、△DBCが二等辺三角形であるためには何を言えばいいのか?
⇒「DB=DC」
という流れだったのだが、本当に出てこない。
全く関係ない事柄が口をついて出てくる。
しかし、ここであきらめて、こちらが答えを言ってしまっては意味がない。
最低限、生徒自身が気付かなければならないラインというものがある。
その日は、そのラインを力づくで生徒自身に超えてもらった。
今日、もっとややこしい証明をやらせたのだが、かなりスムーズにできたと思う。
数学の証明は、勉強が苦手な生徒は条件反射のごとく「苦手です」「書けません」と言って、最初から捨ててかかる生徒がほとんどであり、教える側もテキトーにお茶を濁す部分ではある。
しかし、前回かなり突っ込んだおかげで(ちょっと半泣きになってましたが…)、全員キチンと書けるようになった。
勉強が苦手だからと言って、変にあきらめた姿勢は見せたくない。
また現在、小6は正負の計算の四則混合が終わり文字式に入ったのだが、前回珍しく苦戦していた。
その際、こちらの発問に適切に答えていなかったので、同じ質問を5~6回繰り返した。
やはりそこが一番重要だと感じる。
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