本日は中2生は朝10時から、中3生は午後1時からそれぞれ、期末対策と北辰対策として塾に来て勉強してもらった。
中2生は前回の中間よりも仕上がりが早くなっていると思う。
新しく入ってくれた生徒は、数学と英語で少し演習量が不足している気もするが、明日の日曜日を使って補っていきたいと考えている。
また、泰平中の生徒は理科でもう少し突っ込んだ演習が必要かもしれない。
天気は北辰にも良問が多いので、そこら辺を使っていければよいのだが…。
中3の北辰対策は、今までの一斉演習・一斉解説ではなく、個別バラバラに課題を与え演習してもらった。
前回、英語のリスニングを行わなかったのだが、今回は最低3回分は聴かせたいと考えている。
英語の偏差値が50台でとどまっている生徒には、全文解説が必要なのだが、そういった生徒は人の話を聞く力が弱く、本来ならば生徒各々に強烈にツッコミを入れながらながら解説を行わなければならない。
しかしながら、人の解説を聞いて吸収する素地がない生徒もいるので、今までよりも私が説明する時間を減らし、その時間を演習に充てている。
よく「授業をするよりも生徒が自立的に学習し演習時間を増やしたほうが成績が上がる。」と主張する方がいる。
これは半分正解で、半分は間違えている。
「自学」をするには、「解答解説を読みこなせる力」と、そもそも「レベルにあった非常に良質な参考書・問題集」が必要だ。
前者は、訓練で鍛えることは出来るが、残念ながら問題を解き、解説を読んでいるその瞬間はあくまでも自分の能力の範囲内でしかそれらの行為を遂行できない。
恐らく、「知識」は吸収できるだろう。
しかし、自分の能力を超えて「思考」することは出来ないのだ。
そして。一番厄介なのは、ほとんどの生徒が「自分が本当に理解できているか?」を自分一人で判断できないことだ。
「問題が解けた」=「理解している」という錯覚に陥ってしまう生徒があまりにも多い。
両者の間には、とてつもなく大きな隔たりがあるというのに……、である。
それらを補い、強制的に「思考」を一段上のステージに上げ、「理解」を深めることが出来るのが「授業の力」だ。
講師の腕の見せ処といえるだろう。
私はその部分に絶対の自信を持っているし、自分の「授業力」を常に向上させたいとも考えている。
また、後者の「非常に良質な参考書・問題集」なのだが、中学生向けの塾用教材・市販の教材の両方を見渡しても決定打に欠けると言わざるを得ない。
自作のテキストも含めて、常にチューニングが必要だ。
それを自分で行うことが出来る生徒が果たしているのか?
恐らく無理だろう。
という訳で、私はガッツリ授業&ガッツリ演習派なのである。
(至ってフツーの結論で大変恐縮ですが…)
今日の(といっても昨日ですが)様子を見ている限り、中3生もだいぶん集中力がついてきた。
スタートが遅いというハンデを乗り越えられるのか、楽しみだ。
…と同時に、現中2生は、中2からの持ち上がりというメリットを活かせるような指導をしていきたいとも考えている。
ようやく塾らしくなってきた。☜ この言葉何回目だろう……
0コメント