結局、10月の(正確に言えば9月29日の)北辰対策は非常に中途半端な形で終わってしまった。
恐らく、伸び悩む生徒が出るだろう。
まあ、しかし、以前よりは勉強するようになってきている生徒もいる。
(まだまだ足らないけど)
「勉強すること」に抵抗感がなくなってきたと言っても良い。
因みに、私がこの仕事が好きな一番の理由は、その「公平さ」にある。
その場限りの嘘や誤魔化し、または、ひたすら下手に出ることでその場を乗り切る方法などで、人生を上手くやり過ごすことは出来るだろう。
それはそれで一つの人生の過ごし方なので、否定はしない。
しかし、客観性がしっかりと担保されたテストでは、嘘や誤魔化しや処世術などは一切通用しない。
その人間が勉強に関して行ってきたことがそのまま表れる。
どれだけ自分と真摯に向き合えたか?それだけだ。
そこには、人間関係のしがらみや好き嫌い、贔屓などが介在する余地がない。
非常に「公平」だ。
勿論、才能や能力、資質及び環境よって、人それぞれスタートラインは異なっている。
うちの塾に今通ってくれている生徒などは、そもそも、能力的な問題を抱えているうえに、性格や環境面からかなり出遅れている生徒が多い。
(おまけに、まだまだのんびりしている…)
それでも所謂「人並み」の成績を短期間で取れるようになった生徒もいる。
中3の今の段階で、分数の計算や、対頂角の位置、二等辺三角形の底角の出し方、「花」の品詞で迷ってしまうような生徒でさえも、である。
「社会に出れば、努力がそのまま報われないこともあるだろう。不条理なこともあるかもしれない。しかし、だからこそ、塾で勉強している生徒には、自分の努力がしっかりと結果に結びつくという体験をさせてあげたいと考えている。」という趣旨の言葉を目にしたことがある。
中高生が抜け道を探すのはまだ早い。
そんなものは大人になれば周りの人間が頼んでもいないのに教えてくれるものだ。
今はその時期ではない。
泥臭くても正攻法で突き進むべき時期だ。
今回の北辰の結果がどうなるのかはまだ分からないが、2学期の中間テストに向けた準備をしっかり行い、そこで納得のいく結果を出せればと考えている。
しかし、自塾に関してこんなに否定的なことを平気で書いているブログは恐らく他にないだろう…。(笑)
元々、嘘や誤魔化しが嫌いなうえに、表面上どんなに取り繕ったとしても、どうせ「結果」が出れば全てが白日の下にさらされると考えているからなのですが、もう少し生徒に「寄り添った」視点からポエミーな言葉を並べた方が、塾としては正解なのかもしれない。
まあ、キャラじゃないんでしませんけど。
そんなんじゃ生徒の成績は1ミリも上がりませんしね。
(因みにポエミーは非標準英語ですね)
0コメント