本日(と言っても昨日ですが)、小学6年生の速さの単位換算と旅人算の、それぞれ3周目と2周目の演習を行いました。
やはり、式の意味を言葉でキチンと表現するという作業は非常に大切だなと改めて感じさせられました。
また、「自分で図を描けるようにする」ことも同様に重要です。
以前にも書きましたが、☟
理想は、言葉 ⇔ 式 ⇔ 図 を自在に行き来出来るようになることです。
何気に「図を描く」というのが生徒にとってはハードルが高い。
まあ、そこら辺は私の発問と併せて地道に訓練していきたいと思います。
因みに、上のリンクの記事で載せた話ですが、小学生に説明するときは以下のようになります。
(これは、実際に小6の生徒さんに体験授業の時に解いてもらった問題です。)
例題.
Aを5倍したものと、Bを7倍したものが等しい時、A:Bの比を求めよ。
答え自体は「なんとなく」出るかもしれませんが、しっかり理解した上で自信をもって答えられるようにしたい問題です。
(因みに、この発想を使う問題が、都立日比谷高校H29年度入試、北辰H30第5回、にそれぞれ出題されています。)
解答☟
線分図にすると、理解しやすいと思います。
これを単に「よくわからないけど、逆比になる」などと訳も分からず「覚える」ことは得策ではありません。
同様にして、分 ⇔ 時間 , 秒 ⇔ 分 への換算なども、数字をこねくり回すよりも、アナログ時計をイメージして、1時間を何等分したうちのいくつ分か?、1分を何等分したうちのいくつ分か? を考えた方が理解は深まると思います。
また、時速 ⇔ 分速、分速 ⇔ 秒速 の単位換算は、「速さ」の定義をしっかり意識することが重要です。
小6の生徒さんは、非常にガッツがあるので、理解できるようになるまで繰り返していければ良いと思います。
今後が非常に楽しみです。
0コメント