英語の絶対ルール

You Jane.  Me King. 

というセリフを御存じでしょうか?

これは映画「キングコング」の劇中のセリフなのですが、ゴリラ?であるキングコングが発した言葉です。

「あなた、ジェーン」「わたし、キング」ということで、カタコト英語の代名詞ともいえるセリフなのですが、これが意味しているところは、

英語では、最初に発話した名詞が自動的に主語となり、次に発した言葉が自動的に述語となる

という事実です。つまり、

英語では、語順に絶対的なルールがある

そして、

英語では、語順が文の意味を決める

ということです。

Ken likes Jane.
Jane likes Ken.

では、意味が全く異なってしまうということはわかると思います。

上の文では、ストーカーはケンで(笑)、下の文では、ジェーンがストーカー(笑)。

一方、日本語では「助詞」があるおかげで、「語順」はさほど意味を成しません。

「ケンはジェーンが好きだ」「ジェーンをケンは好きだ」

両方とも同じ意味です。

先程、「さほど」と書きましたが、日本語においても大体の語順は決まっています。

最初に「主語」を書いて、最後に「述語」を書く。

よく、外国の方が、

「ワタシ がっこう いく」
「ヤマダさん 毎日 パン 買うね」

などと言いますよね?

あれは何をしているのかというと、

単語を日本語の語順に並べているのです。

「え~と、確か、日本語は、最初に『主語』を言って、最後に『述語(動詞)』を言えばよかったな。その間の語順は、なんかテキトーで大丈夫だったハズ!」

と考えているわけです。

ですから、本人たちは「完璧!」と思っているわけで、別に日本人を笑かせようとしているわけではありません。(笑)


最近では、

英語は必ず「主語+動詞」から始まり、
「述語動詞」は1文中に必ず1個だけである

ということが世間的にも浸透してきたらしく、大体の生徒に共有されている知識になってきています。

しかし、実際にはそのルールをキチンと運用できていない場合が多いですね。(^_^;

「動詞」がない文、「主語」がない文、「動詞」が2つある文…イロイロな間違いが散見されます。

よくあるパターンは、そもそも「名詞」や「動詞」や「主語」といった言葉が分からないというものです。😴

そこら辺の理解と習得はなかなか骨の折れる作業ではありますが、「品詞」や「文法的ルール」の習得から目を逸らしていては、英語に対する深い理解は得られません。

そこは、今後も追及していきます。

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