少し苦戦した

前回、小6の授業で分数による時間の単位換算の単元を扱ったのだが、久しぶりに苦戦していた。

元々あまり勉強が得意な生徒さんではなかったのだが、最近躓くことが少なかったので、少し懐かしい気もする。

分数は勉強が苦手な生徒さんにとっては鬼門の一つなのだが、導入から演習まで割とスムーズに進んでいたのだが、やはりそうは問屋が卸さないということなのだろうか。


時間は分数と非常に親和性が高いだけでなく、数学の方程式の文章題や理科でもちょくちょく表れてくる考え方なので、この機会にある程度まで習熟してもらいたいと考えている。



少し前に分数と比や割合の関係を扱ったのだが、その時はそこまで苦戦していたイメージがなかったので、少し意外な気もした。

恐らく、比や割合の概念ももう少し突っ込んで復習する必要があるということなのかもしれない。

(「割合」は重要かつ躓きポイントが多すぎて、いくら復習しても復習し過ぎるということはないという単元だと考えている。実際、今の中3生で数学で偏差値70をとっている生徒さんでも、かなりトンチンカンなことをやっている場合が多いという印象だ…。ただ、同じ偏差値70でも理解の深さや広さにかなりバラつきがあるので一概には言えないが…)




同じ点数や偏差値でもその内容をよく見なければならないという話に関してもう少し言及しておく。


昨日、中2生で中間テストが5教科全て返ってきていた生徒さんが2名いたのだが、その2名の5科の合計点の得点差が僅か4点であった。

一方の生徒さんは、いつも450点位をとる生徒さんなのだが、もう一方の生徒さんは数か月前に入ってきた生徒さんで、入塾時の得点から考えると5科で100点以上上がったことになる。


勿論、これは非常に嬉しいことであり、本人の努力の賜物だ。

(実際に、中2生の中では間違いなくぶっちぎりで勉強していた)

私も喜んで思わずテンションが上がって、その生徒さんを褒めた。


…のだが、だからと言って、その生徒さんが置かれている状況を忘れて浮かれまくっているわけでもない。

正直、まだまだやらなければいけないことが多い生徒さんだと感じている。

それは「応用問題が~」というレベルの話ではなく、基本的な計算などのかなり基礎的なことから土台を固める必要があるというレベルの話だ。


だからといって、その生徒さんの頑張りを否定するわけではない。

寧ろ、その努力できる姿勢が圧倒的な違いを生み出していると私は考えている。


時々このブログに書いているのだが、私が生徒さんに求めるものの第一は根性である。

(なんじゃそりゃ?と思う方もいらっしゃるでしょうが、当塾は才能のハンデを努力で乗り越えさせるというパターンが多い。努力をするにはある程度の根性が必要だということで、今の令和の時代にも根性論を大切にしながら、日々化石化しているという訳である)


勿論、成績を上げるためには、素直さや観察力、自己認知能力などがあった方が良い。

ただ、そのベースになるのは愚直に努力する姿勢なのではないかと考えている。



ちなみに、同じような点数・偏差値でも生徒さん一人一人の状況は全く違うというのが顕著なのが、今の中3生だ。

正直、同じ偏差値70の生徒さんでも、理解力やスピード、実際に問題を解き切る力はそれぞれ全く違う。

それは、偏差値50台の生徒さんにも言えることだ。


私にとっては「この偏差値・得点だから〇〇」という安直な発想は非常に危険である。

今後も地に足を付けて指導していきたい。




ブログの内容とは全く関係がないが、最後にこの歌を貼っておく。

ミスチルはそれほどファンという訳でもないのだが、この歌はミスチルさんの曲の中でもトップクラスに好きな曲だ。

歌詞のメッセージ性が好きだ。☟

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

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