先日の日曜日に、2025年第1回北辰テストがあり、その自己採点を行った。
今年初めてにしては、生徒の取り組む姿勢は良かったのではないだろうか。
今回は、
偏差値70越えが1人
偏差値67~69が4人
偏差値62~64が1人
偏差値55くらいが1人
偏差値50前後が1人
偏差値48くらいが1人
…といったところだろうか。
あくまでも、ザックリとした予想にすぎないが。
自己採点をしてもらう意義は、
① 自己採点と実際の結果のズレが無いか
② 間違えた問題を各自復習する
③ 面白い問題があったら解説し、解法を再確認する
というところなのだが、やはり自己採点の仕方にも良くも悪くも各々個性が出ていた気がする。
自分が確信を持てない問題に遭遇したら、その場で、解法なり、考え方なり、着目すべきポイントなり、周辺知識なりを確認するようにと普段から口を酸っぱくして言っているのだが、それが出来ている生徒さんと出来ていない生徒さんに分かれた。
これは性格による部分も大きいので何とも言えないが、そういった日々の姿勢がやはり結果に響いていると感じざるを得ない。
数学では、1次関数の応用問題の塾内正答率が上がったようだ。
(まだ、結果は返ってきていませんが)
前回の3月の北辰テストでも、1次関数は正直あまり難しい問題ではなかったのだが、塾内正答率が50%を下回っていた。
(受験者全体の正答率は5%なのだが、そこら辺はあまり意味がないと考えている。世間様の塾ではまともに対策をしていないのだろう。そもそも、塾用教材を一通りやらせるだけではあまり効果がなく、「普通」の生徒さんに仕込もうとすれば、それなりに手間暇がかかることだ。うちの塾では、「普通」の生徒さんでもそういった「差がつく問題」に正答できることを目標にして指導しているつもりだ。ただ、今年の3年生は元々のポテンシャルが高い生徒さんが多い。そういった生徒さんがうちの塾の授業を受けてくれると、かなり上まで行けるということなのだと、3月の結果を見て感じている。まあ、手前味噌ではあるが…)
今回の1次関数の問題は、y座標をスライドして代入するタイプだったので、受験生全体の正答率がもう少し下がるかもしれないが、うちの塾では何度もやっているパターンなので、サクサクと解いて正解してほしいというのが本音だ。
…のだが、1人「問題を見て全く手を付けなかった」という生徒さんがいた…。(-_-;)
1次関数が完全に終わった後に入塾した生徒さんなので(しかも、数学に超絶苦手意識あり)、致し方ない部分はあるのだが、せめて座標の文字置きくらいはして欲しかった…。
まあ、今回は数学で70点台中盤をとったらしく(中1の時の成績の2倍以上!)、非常に喜ばしいのではあるが、食わず嫌いは大変勿体ない気がする。
授業中でのやり取りにまだぎこちなさは残るが、出来ることを少しずつだが着実に増やしていっているという印象だ。
一生懸命に勉強に取り組んでくれている生徒さんなので、今後が楽しみではある。
また、理科の「地震」の単元で「震源距離が書いていない地震」の計算問題が出ていた。
このタイプの問題は、平成18年~平成21年あたりによく出題されていたのだが、2018年第6回に15年ぶりくらいに突然復活して、2021年第3回にまた出題された問題だ。
それが今回また出題されていた。
問題内容としては、2018年第6回の問題とほぼ同じであった。
中1の時に何題か問題演習をして、数か月前にも復習として宿題に出していたのだが、当塾内でもあまり正答率は良くないようだ。
前提知識として「相似」を習っていないと、知識としての定着率が下がるのが要因だろう。
そんな中、自らの才能のみでその問題に挑んで、それ以降の問題を解く時間を削った生徒さんがいたらしい…。
理数系が得意な生徒さんにありがちなことではあるが(因みに、その生徒さんは前回の3月の北辰では理科の偏差値が73だった)、これに懲りて、今後は1つの問題にあまり時間をかけ過ぎないようにしてもらいたいものである。
今回の自己採点では、そういった「差が付く問題」をタイムリーに一通り解説できたので、個人的には非常に有意義であったと感じている。
まだまだ部活も終わっておらず、本領発揮とはいかない生徒さんもいるが、いずれは全力で勉強に取り組むことが出来ると信じている。
…というか、勉強してもらう。
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