「不正解は無意味を意味しない」
現在(2024年11月)放送されているアニメ『チ。_地球の運動について_』の中に出てくるセリフなのだが、首がもげるくらいに頷きまくりたい名言だ。
当塾にも極度に失敗を恐れるあまり、様々な弊害をもたらしている生徒さんが散見されるのだが、是非このセリフを聞かせてあげたいと思い、少し前に授業でこの話をした。
物事が進む際には、一直線にすんなりと進むことの方が遥かに少ない。
勉強においても同様だ。
トライ&エラーの繰り返しで紆余曲折を経ながら進んで行く訳だが、その際に過去の間違いや失敗が礎となり、その土台の上に成功が築かれるものだ。
まさに、「不正解は無意味を意味しない」である。
それどころか、不正解をすることは有益でしかないとも言える。
「不正解」をしたということは「チャレンジをした」ということであり、人は行動を起こし経験を積むことによって成長していくものであり、物事も前に進んで行くものだからだ。
失敗を恐れて行動しなければ、成長の機会を失う。
勿体ないことだ。
最初から全てを上手くやれる人間など本当に稀だ。
(本当は「いない」と書きたいのだが、この世のどこかに本物の天才がいて、私のような凡人では想像もつかないような離れ業を日々披露しているかもしれないので、一応「稀だ」と書いておく)
ただ、「不正解」をどのように活かせるかは人それぞれかもしれない。
単に「不正解」を連発しているだけの人になるか、「不正解」を重ねつつも少しずつ前進して行ける人となるか。
内省や葛藤を抱えながらも考え続けることが重要なのではないだろうか。
勉強をしていると、今までわからなかったことが突然閃いたように理解できることがある。
所謂「ブレイクスルー」というものなのだが、これは様々な知識や経験が有機的に絡み合ってこそ生まれる瞬間だ。
「不正解」を恐れず試行(思考)を続けた結果といえるだろう。
『チ。_地球の運動について_』は本当に鼻血が出るくらい面白い作品なので、もし時間があれば一度視聴してみても良いのではないかと思う。
また、作者の魚豊さんと映画評論家の宇多丸さんとの対談の動画がお薦めに出てきたのだが、魚豊さんが賢すぎて、これまた度肝を抜かれてしまった。☟
こういう本当に賢い人の話を聞いていると、「文系の方が~」「理系の方が~」「学歴が~」といった表面的な話に終始している場合ではないと再認識させられる。
物事を深掘りしていくのに上っ面の肩書は必要ないし、気にする必要もない。
また、ヨビノリさんも『チ。地球の運動について_』に便乗した?動画を出していて、こちらも非常に面白かった。
第9話をより楽しむためにも有益な動画と言える。☟
いやー、凄い人たちですね。
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