勉強時間を確保する

「お出掛け」「お買い物」「お食事」「動画」「ゲーム」…

当たり前だが、勉強時間と上記の行動はトレードオフの関係にある。

勉強時間を確保しようと思えば、必然的にこういった行動を減らす必要があるだろう。


基本的に、勉強時間をしっかりと確保することが、成績を上げるために最も重要な要素の一つであることは疑いのない事実だと私は考えている。

成績を上げたいのであれば、勉強時間を確保することを優先せざるを得ないのではないかというのが私の見解だ。


たまに「効率よく」勉強すれば、少ない時間でも効果を上げることが出来るはずだと仰る保護者の方がいらっしゃるのだが、それはかなり限定的な状況でしか機能しない言説であると私は考えている。

勉強を「効率よく」行うためには、「スピードを速くする」「何らかのプロセスを省略する」「反復の回数を減らす」といったことが必要になる。


しかし、「スピードを速くする」「何らかのプロセスを省略する」「反復の回数を減らす」といった方法は、勉強が苦手な生徒さん(つまり「普通」の生徒さん)にとっては致命的な戦略的失敗になり得る。

勉強が苦手な生徒さん(つまり「普通」の生徒さん)は、効果が出るまでの閾値が高い。

何かを理解し、出来るようになるまでに相当な時間と労力が必要だ。

勉強が苦手な生徒さん(つまり「普通」の生徒さん)こそ、時間を必要としている。


勉強における「効率よく」という言葉は、絶対的強者のみが使うことが許されるようなほぼ禁句に近い言葉だと私は考えている。

(まあ、ワークライフバランス的な発想から言えば、勉強と娯楽の両取りをすることが推奨されるのであろうが、現実を見れば難しいという結論に達するであろう)



このブログの他の記事を読んで下さった方にとっては意外に思えるかもしれないが、私自身は、「勉強はやりたい人だけがやれば良い」と考えているタイプの人間だ。

勉強しなくても幸せに生きていける可能性は十二分にあるし、逆に勉強したからといって幸せになれるとは限らない。

要は自分の満足や興味・関心の問題ではなかろうか。


別に「何者かになる」必要などはない。

ただ日々を何となく過ごしていく。

それで十分な場合もあると思うので。

(…というか、それが「普通」なのではないだろうか)



…とはいえ、義務教育としての学校の果たしている役割は非常に大きなものがあるとも感じている。

「普通」の人間が放任されれば何が起きるか?

まあ、碌なことにならないのは確かであろう。

なんだかこの記事のタイトルとは趣旨がズレてしまった気もするが、少し前に大変面白い動画があったのでリンクを貼っておく。☟

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