先日、去年の卒塾生が遊びに来てくれた。
高校2年に進級する際の文理選択で理系を選ぶということを報告しに来てくれた。
なにやら「将来のやりたいこと」が固まったらしい。
獣医師なのか動物看護士なのか、どっちだったのか?は定かではないのだが(一番大事なところかもしれない…。授業前でバタバタしていてちゃんと話を聞けなかった…。大変申し訳ない…)、とにかく理系に進むとのことであった。
この生徒さんは「勉強の仕方」を直すのにかなり苦戦したという印象だったのだが、不思議なことに、高校の合格が決まった後に「本気」で勉強できるようになったという珍しい生徒さんであった。
具体的に言うと、入塾当初は「見せるための勉強」から脱却できず、丸付けがテキトーで(答えを全く見ずに丸付けをしてしまう)、「とにかく提出」といった感じだったのだが、高校入学前の課題で、しっかりとセルフチェックをしながら出来なかった問題を中心に2度3度繰り返してマスターするという勉強法を実践できるようになっていた。
(受験が終わってからも、3月まで塾に来て自習をしに来てくれていた)
その介もあって、クラスの振り分けテストで良い点を取り、合格時より上のクラスに入ることが出来ていた。
ある種の「勉強の型」が身についた生徒さんは安心して見ていられるものだ。
恐らく大学入試も大失敗はしないであろう。
「勉強の型」という話でいえば、この前、小5の生徒さんが算数の100点のテストを持ってきてくれた。
非常に勉強が苦手な生徒さんという触れ込みだったので、その結果に私自身も非常に嬉しかったのだが、何よりも本人が非常に嬉しそうでもあり、入塾時よりも少し自信を持った表情に変わってきているのが、非常に嬉しくもあり頼もしくもある。
今、小5でやっていることは、正に「勉強の型」を身に着ける作業だ。
テストの点数は、ある意味その副作用に過ぎない。
「わからないときは立ち止まる」
「前に戻って調べてみる」
「質問をする」
「解説を読んでみる」
「解き直してみる」
「ズルをしない」
「誤魔化さない」
こういった基本的なことを習慣づけられるように心がけて指導しているつもりだ。
今のところ、生徒さんたちも私の言うことを素直に受け入れてくれているという印象だ。
本当に1か月前とは見違えるようになってくれている。
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