植竹中の中2の1学期の期末テストで、化学反応の質量計算で、少し複雑な気体の発生の質量計算問題が出題されていた。
実は丁度、試験対策として(というか、将来的な北辰・埼玉県入試を見越して)解いてもらっていた問題と同じような問題が出題されていたのだが、演習の段階であまり出来がよろしくなく、案の定、期末テスト本番でも解けていた生徒さんが5名中2名しかいなかった。
演習で解いてもらった問題はこんな感じだ。☟
丁度、5番と全く同じパターンの問題で、反応途中の途切れ方の割合も同じであった。
私はいつも、質量比や割合の問題を解説するときに、まずは過不足なく反応するときの量を書き出して、情報を整理して見やすくした上で、比例の関係を利用し問題を解くように生徒に伝えているのだが、なかなかその通りに実行してくれないという現象が毎年起こっている。(-_-;)
勿論、一般的に割合や比が絡むと途端に正答率が下がる上に、情報を読み取ること自体少しハードルが高いので、勉強が苦手な生徒さんにとっては難しいところなのだが、ある程度上の学校を目指している生徒さんにとっては、寧ろ積極的に取り組んでもらいたいレベルの問題ではある。
…のだが、「まず情報を書き出す!」と何度伝えても、ゴチャゴチャやっているだけで、埒が明かないケースがままある。
別に表の情報が読み取れていないわけではないのだが、何故なのだろうか?
正直、謎だ。
まあ、解法としては、
「発生した気体の質量に着目する」
「確定している数値は何か?」
をしっかり捉えて問題を解いていくだけなのだが、その際に、自分が見やすいように情報を整理し、書き出しておけば、すんなりと正解できる場合が多い。
実際の解答・解説はこんな感じだ。☟
(問題1もやっておかないと理解し難いと思うので、そちらの解説も載せておく)
ちなみに、この問題には続きがあるのだが、今年の3年生は未だこのレベルが完璧になっていない…。(-_-;) ☟
(…というか、まあ、勉強が苦手な生徒さんならば問題ないのではあるが、学校選択問題を受ける可能性があるのであれば、寧ろこのくらいの問題は嬉々として取り組んでほしいというのが偽らざる本音だ。…なのだが、そういった日がいつ来るのかは不明だ…)
ついでに言っておくと、この問題は「まとめ」として用意したものなので、他にも北辰テストや埼玉県の過去問などの問題がズラズラと大量に並んでいる。
「普通」の生徒さんは、似た様な類題に数多く触れることでしか、しっかりとした理解に辿り着けない。
まあ、これから頑張ってもらうしかないでしょう。
とりあえず、中3も中2も化学反応の質量計算は、どんな問題が出題されてもある程度対応できるように鍛えたい。
(勿論、基礎を固めた上で)
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