うーむ

本日、中2で一次関数を扱った。

本来ならば、もっと早くからこの単元を教えておきたかったのだが、定期テストの関係上、今の時期になってしまった。


このブログで何度か述べているが、一次関数は勉強が苦手な生徒さんにとっての最大の鬼門の一つと言っても過言ではない。

逆に言えば、一次関数をスッと乗り越えることが出来るのならば、その生徒さんは放っておいてもある程度優秀さを保つことが出来る生徒さんであると言える。


結論から言うと、複数名の生徒さんが非常に苦戦していた。


一次関数の初期段階では、座標、式、増加量、変化の割合という言葉の意味をしっかりと理解した上で、「何を求めるよう指示されているのか」を問題文からしっかりと読み取り、計算の過程で「今、自分が何の計算をしているのか」を意識していなければ、トンチンカンな「答えモドキ」を出して終わってしまう。


本日は、真にそんな感じの生徒さんが何人かいたのだが、ほぼ3時間ぶち抜きで導入をしたおかげで、最後は何とか形にすることが出来た。



それにしても、勉強が苦手な子は「キッチリ真似をする」ということを本当に蔑ろにしている。

本日も、途中式を書きながら相当懇切丁寧に説明したのだが、いざ、自分で解くという段階で、好き勝手なことを始めてしまう。

まあ、全体像がいまいち理解できていないから「キッチリ真似」が出来ないのであろうが、そもそも「真似をする」という感覚がまだまだピンと来ていないようだ。

なかなか大変である。


「真似をする」ためには、様々な分析をしなければならないのであるが、

現時点において、

目に映った単なる視覚情報を意味も考えずに丸写しする

もしくは、

そもそも見てさえもいない

といった状況から脱却できていない生徒さんがいるのは非常に残念なことである。


まあ、今の中2生には最初から人の話を聞く気がないという生徒さんはいないので、そこは救いではあるのだが。

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