少し勿体無いことをしてしまった

先日の土日は、4月24日(日)の北辰テスト前の最後の土日であったのだが、塾としては珍しく何もしなかった。

まだ、部活がある生徒さんもいるので、全員を一斉に呼び出して北辰テスト対策をするというのは、今の段階ではまだ難しい。


加えて、イレギュラーな日程で中間テストもどきがあった中学校もあったので、連続で勉強することに耐性がない生徒さんにとっては少し休息が必要なのではないか?という判断もあった。

(そもそも、その中間テストもどきに対しても「全力」で勉強できたか?と言われれば、全くそんなことは無かったというのが正直な感想、というか反省だ。勉強に全てを注ぎ込むという雰囲気というか気構えがあまり感じられない…。勿論、こちらからもアプローチはするので、今後変わっていく可能性もあるが未知数な部分も大きいことは間違いがないであろう…)


という訳で、今度の北辰テストに向けての勉強はあまり進んでいない。

(まあ、冷静に考えてみれば、コロナ前は、部活が終わるまでは、受験勉強らしきものがほとんど出来なかったことを考えると、今の状況は少し恵まれているのかもしれない。

ただ、コロナで浮いた時間を有効に活用できている層と、スマホに時間を食われている層とで二極化しているのは間違いがない。高校入試ではまだ表面化しない部分もあるが、超上位の高校入試や大学入試では、致命的な「差」を作り出す要因の一つになっているのは間違いがない。当然、上位層とその他の階層の「差」は広がっているように感じる…)



ただ、私の、

「ドンドン進めてね」

という言葉にシッカリと反応してくれた生徒さんが一人だけいた。

先日渡した数学のテキストを終わらせてくれていた。

大変素晴らしいのではないだろうか。


数学はやらなくてはならないことがてんこ盛りなので、上位校を目指すのであればバンバン進んでもらわなければ困る。


今考えているのは、どの単元を優先的に取りに行くべきか?ということだ。

正直、前回の3月の北辰テストの一次関数の問題は、さして難しい問題ではなかった。

…のだが、当塾の通過率は低かった。

まだまだ甘い。

(まあ、難しくないと言っても、全体の正答率が2.2%の問題ですが…)

あの程度の問題であれば、普通に完答出来るレベルにまで持っていきたい。

それは、「規則性」についても同様だ。


どの単元から優先的に手を付けるか?は非常に悩ましい問題である。

北辰テストの数学の「差がつく問題」に関して言えば、「図形」の単元よりも、「文字と式」の単元のほうが得点を狙いやすい。

訓練次第で、なんとかなる要素が大きいのではないかというのが、私の率直な意見だ。


ただし、集中的に訓練する必要がある。

上っ面を撫でて、出来るような気になっただけでは、本番での「得点力」は身につかない。

設定をいじって、自分で問題を改作できるレベルにまで到達してくれる生徒を作りたい。

どこまで行けるかは未知数ではあるが…。



…というわけで(どういうわけで?)、北辰テストが終わったら、中間テストがない生徒さんには、徹底的に復習をしてもらう予定だ。

…で、7月の北辰テストの頃には、直前まで毎日勉強してもらうということを当たり前の様に出来る雰囲気を作っていきたい。(というか、作らなければならない)




話は変わるが、本日(と言っても昨日ですが)、新中1生の英語の小テスト再テスト & 数学の文字式の四則混合計算の解き直しをするために呼び出していた生徒さんが、学校帰りに直接塾に来てくれて勉強してくれた。

大変ありがたい話だ。

聞けば、家に帰ったものの、ちょうどお母様が外出中で鍵が開いておらず、本人もカギを持っていなかったので、それならばと、直接塾に来てくれたらしい。

素晴らしすぎる!

この生徒さんは、決して勉強が得意なタイプの生徒さんではないのだが、こういったひたむきさや、何事にも一生懸命取り組む姿勢が大変素晴らしい。

こういった生徒さんを教えられるということは、講師冥利に尽きるというものだろう。

感謝感謝である。

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

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