今年の中3生に、初めて北辰の自己採点と解き直しをしてもらった。
結局のところ、今回の北辰テストの前に「本気で」事前準備をすることは出来なかった。
私から見れば、ここ2週間真剣さに欠ける状態で過ごしながら北辰テストを迎えた生徒もいるのだが、塾としては座して死を待つわけにはいかないので、直前の土曜日に久しぶりに数学と英語の押し込みをした。
数学に関して言えば、ここのところ北辰テスト対策を中心に授業を組んでいたので、通常授業に参加できている生徒に関して言えば、それなりの効果があったようだ。
自己採点で80点近くを出してくれている生徒さんも複数いた。
まあ、優秀な層から見れば、北辰で80点をとるのはそれほど難しくないのであろうが、そこは当塾の今年の中3生の話である。☜どういうこと?
基本的には、現在中2で学び始めた「1次関数の文字置き」をマスターするのにかなり苦戦してしまう生徒さんが大半だ。
…というか、現在も苦戦中ですが…(-_-;)
そういった生徒さん達でも70点をコンスタントに超えて、80点近くを取れるようになったことは大きな収穫だと言えるだろう。
最初に書いた通り、今年の中3生は塾に来て勉強することが出来ない状態の生徒さんが大半で、とてもではないが「真剣に」勉強する雰囲気を作り出せていなかったのだが、ここにきてようやく「勉強する」という「空気」を醸し出し始めてきた。
英語に関しても、まずまずのレベルに持ってくることが出来ている。
北辰テストの設問の処理の仕方が、いまいち浸透していなかったのだが、問題のポイントを押さえ、キチンと対処できるようになってきた。
極度に英語が苦手な生徒さんには、夏期講習で徹底的に基礎知識を叩き込んでもらう必要があるが…。
理社に関しては、夏期講習で徹底的に演習をする。
まあ、この期に及んで、ぬるま湯に浸かっていたいという生徒はいないであろう。
夏に向けて、まずまずの滑り出しなのではないだろうか。
あと、お薦めに出てきた動画が素晴らしかったので貼っておく。☟
この動画を見て、「勉強法が~」という感想を持った方は要注意だ。
要するに、上位層というのは、課題の洗い出しや自問自答を内発的に行う種類の人間だということだ。
よく「自分のことが一番見えない」などということが言われるが、こと勉強に関しては、その言説は当てはまらない。
(「自分自身には永遠に会えないから」というのが、「自分のことが一番わからない」という言説の主な理由なのであろうが、こと勉強に関して言えば、対峙するのは「問題」である。そして、それを考えているのは自分の脳ミソだ。自分の脳内の状態を把握できるのは、残念ながら自分自身しかいない。)
寧ろ、自分が何が分からないかは、自分が一番わかるはずだ。
(それが「わからない」というのが、「勉強が苦手」な生徒さんに多いことも事実ではあるが…)
勉強している時に、自分と対話をする
それが出来れば、自ずと成績は上がる。
逆に自分と対話できなければ、成績は伸び悩む。
それだけのことだと思う。
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