Fさんがこんなツイートをしていたので、貼っておきます。☟
ここ数年、学生の抽象化能力の高低が、ES・面接の出来不出来に大きく影響していると思わされることがあります。
— エフ(Fラン大学就職チャンネル) (@F_kokutiyou) June 10, 2021
ガクチカ(具体的内容)を抽象化して自己PRなどに落とし込めず、具体的なこと“しか”喋らない(れない)学生は就活で苦労しています。
例えば、「学生時代テニスサークルに打ち込んだ学生」がいたとします。
— エフ(Fラン大学就職チャンネル) (@F_kokutiyou) June 10, 2021
このガクチカを具体的なまま自己PR化すると、
「テニスサークルに打ち込んだから、テニスが上手です。」になるわけです。
一般枠の企業面接で使えるはずがありません。
(分かりやすく極端な例にしています。)
抽象化能力のある学生なら、例えば、
— エフ(Fラン大学就職チャンネル) (@F_kokutiyou) June 10, 2021
「テニスサークルに打ち込んだことで、物事に粘り強く取り組む能力を身につけた」などのようにPRします。
こうして抽象化することで初めて、業務に必要な能力としてPRすることが可能になります。
具体(ガクチカ)→具体では面接にならないんです。
この具体→抽象→具体→抽象の繰り返しが面接なので、私生活のコミュニケーションでも取り扱えないと話になりません。
— エフ(Fラン大学就職チャンネル) (@F_kokutiyou) June 10, 2021
出来ている学生は当たり前に出来ていて、出来ていない学生は驚くほど出来ていない能力です。
「具体 ⇔ 抽象」の重要性はこれまでにも何度も言及してきましたが、数学や国語の問題を解くためというだけでなく、一般社会である程度の責務を背負いながら生きていく際にも、大変重要な能力となるのは間違いありません。
「経験」を活かすには、その「経験」からエッセンスを抜き出し(抽象化)、一般化した上で、他の事象にも当て嵌めていくことが必要になります。
そして、得てして目の前にある事象は、様々な要素が複合的に絡み合って成り立っているものが多く、単純に一つの「経験」をそのまま当て嵌めることは出来ません。
寧ろ、抽象化された複数のエッセンスを複合的に使わなければならない場面がほとんどでしょう。
その際に、「経験」が抽象化されていなければ、組み合わせて使うことは出来ません。
これは、特に数学の問題を解く際に非常に重要な鍵となる部分だと思います。
個々の具体的な問題を解きっ放しにするのではなく、それぞれの問題で使われている「考え方」をストックしておくことで、基礎知識を組み合わせて作られている応用問題にも対応する糸口をつかむことが出来ます。
また、抽象化しておいた方が、頭の中に「タグ」が出来て、後から思い出しやすくなるというメリットもあります。
それにしても、Fさんは本当に凄いなと感心してしまいます。
そういえば、北辰テストの結果の記事のサムネが荻野先生の怖い顔になってしまっているので(笑)、この動画☟に差し替えるか悩んでいるところなのでした。
以前、面談をさせて頂いた保護者の方に、
「ブログにかなり言いたい放題書いていますけど(意訳)、怒られないんですか?」
と言われたことがある私としては、丁度いい動画かなと思いました。ハイ。
(ちなみに、私は全くお酒は飲みません)
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