ここのところ、大変ありがたいことに何人か体験授業をさせて頂いている。
そして、これまた大変ありがたいことに、授業を聞く上で最も重要である「聞く力」が予め備わっていると感じられる生徒さんが多い。
それはそのまま基礎的な能力の高さを示しているといって良いだろう。
(実際、小テスト代わりに宿題として出した多項式の計算問題を初見の状態でスラスラと解いていました。当塾の生徒には「やり方」を忘れてしまっていた生徒もいたのですが…(-_-;)
授業中の吸収力も申し分ない様子であった。
ただ、大変残念なことに、習い事との兼ね合いで通塾が少し難しそうな生徒さんもいるようだ。
実は、先月まで当塾に通って下さっていた生徒さんの弟さんなのだが、かなりハードなクラブチームに所属しているらしい。
加えて学校の部活にも所属しているとのことなので、なかなか難しいのかもしれない。
…と、呑気に考えていたら、急遽、体験授業を申し込まれてきた方がいらっしゃった。
その方は現在通って下さっている生徒さんの親戚の方なのであるが、お話を聞いてビックリしてしまった。
現在、某大手塾さんに通っていらっしゃるとのお話であったのだが、その塾と言うのが、
早●アカさんであった。
しかも、最上位クラスに所属している(た)というのである…。
正直、当塾の現中3生のレベルはそこまで高くはない。
授業で扱っている内容も教科書+α レベルである。
面談において、そういったことを率直にお話をさせて頂いたのであるが、北辰テストの結果を拝見させて頂き、「理社を上げたい」「公立にシフトする」とのお話であったので、それならば多少はお力になれる部分があるかもしれませんとの方向でお話をさせて頂いた。
実際に授業をしてみると、やはり大変賢い生徒さんであった。
一度説明したことがタイムラグなしにスッと頭の中に入っていくイメージとでもいうのだろうか。
何か世の中の不条理を感じなくもない時間であったのだが…。
ただ、面談の中でお話があった通り、英語には少し穴があるような印象を受けた。
数学は流石の一言である。
現在、当塾では、乗法公式の塗り直しの真っ最中なのであるが、1人で乗法公式と因数分解を一通り確認してもらった後に、北辰テスト対策用の整数問題を一部抜粋して解いてもらったのであるが、笑ってしまうくらいスラスラと解いていた。
整数問題は範囲の絞り方に工夫が必要な場合があるのであるが、そこら辺の話も難無く理解してくれていた。
うーむ、凄い…。
授業前のお話では、とりあえず理社だけという方向に話が進んだのであるが、どうなるのであろう。
確かに、あの地頭の良さで、あの理社の結果というのはお母様としても納得がいかないのかもしれない…。
ある程度の能力を持つ生徒さんにとって、北辰テストの理社の偏差値を上げること自体はそれほど難しいことではない。
塾としては光栄なお話ではあるのだが、少し不思議な感覚を抱いたのも事実だ。
ちなみに、その生徒さんに解いてもらった問題はこれです。☟(一部ですが)
解答☟
まあ、ベラボーに難しいかと言われればそうでもないのではあるが、今年の卒塾生にも全員にやってもらったわけではない。
数学が苦手な生徒さんにとって、式の計算の利用は鬼門なので…。
5番などは範囲の絞り方で少し頭を使う問題だとは思う。
ちなみに、この生徒さんは私の別解と同じ方法で解いていた。
他にも素数の問題などがあったのだが、スンナリと解けていた。
「まあ、そうですよね」という感じである。
対称式を入れ忘れていたのだが、あの様子だと完璧に理解していることであろう。
ただただ感心するばかりである。
(それにしても、北辰テスト対策用の数学の問題集はドンドン分厚くなっていく…。面白い問題を見るとやはり入れざるを得ないので、際限がなくなってしまう。困ったものだ)
そういえば、本日、中3生が自習に来てくれたので、北辰テストの図形問題の演習をしてもらった。
(といっても、先日の宿題のやり残しなのですが…)
かなり基本的なところで躓いていたのはご愛敬といったところであろうか…(´・ω・)
もっと伸びてもらいたい生徒さんだ。
こちらも今後どうなるのか未知数だ。
0コメント