新中1生の数学で素因数分解を扱ったのだが、少々苦戦している生徒もいたようだ。
内訳としては、
まあ出来た。
やや苦戦した。
最初はサッパリ(でも少し盛り返した)。
といった感じになるだろうか。
2月までの間に正負の数の四則演算までは一応全員終わらせているので、新年度の初めに皆で揃って新しい単元を勉強することが出来た。
(「一応」と書いたのは、約1名かなり心配な生徒さんがいるからだ。恐らく、1年の途中の段階で何らかの問題が発生する可能性が高いのではないかと感じている…)
うちの塾は集団形式で授業をするわけだが、やはりこちらが板書して教えたことを、そのまま教えた通りにアウトプットできる生徒さんは稀だ。
それだけでも、かなり能力の高い生徒さんだといって良いだろう。
「どんなことであっても、それをまだ知らない者にとっては難しい。」
という言葉が「教師の心得」の中にあるが、
「既に知ってしまった後にどのような行動をとるか?」
も極めて重要だ。
朧気には覚えている。しかし、完璧ではない。
そのような状態なのであれば、何度でも原点に立ち戻り確認するべきだ。
立ち戻った時に、自分が進むべき道筋が即座に分かるように、最初に話を聞いている段階で、自分が分かり難かったことを予め書き留めて置けば良い。
もしくは、その場で質問をし、確認しておくのも良いだろう。
嬉しいことに、この日は、そういった行動をとってくれた生徒さんがいた。
自分が疑問に思ったことをその場で質問してくれた。
大変素晴らしいことだと思う。
今年は、少し授業スタイルを変えていこうと考えている。
私の昔のスタイル(といっても何十年も前ですが)に戻すといった感じだろうか。
「情報を一か所に集約する」ということを徹底していくつもりだ。
そして生徒には「情報の検索能力」を徹底的に磨いてもらう。
「これどっかに書いてあったな」
「似たような問題があった気がする」
といった意識を植え付けていきたい。
そのためには、まず「どこに何が書かれているか?」を把握してもらうことが大切だ。
かつての私の口癖は「ノートを見ろ!」であった。
特に英語に関しては、板書しながらゴリゴリに文法を教え込んでいく。
さまざまな知識を有機的に結び付けていってもらいたい。
勿論、小テストは実施するが「その場で覚えてすぐに忘れる」スタイルではなく、小テストが終わった後でも、他の知識との繋がりを常に意識できるようになってもらいたい。
もっと言えば、覚える前の段階で、そういった意識を持つべきではあるが。
とりあえず、新中1生の滑り出しは悪くはないという感じであった。
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