先日、体験授業を受けてくださった小5(新小6)の生徒さん2人に入塾して頂いた。
大変ありがたいことだ。
ちょうど3月から新学年度に切り替わったところで、新小6は良いスタートを切れたと言える。
内容はというと、6年生の内容である「線対称」と「点対称」を扱ったのだが、作図で若干苦戦する生徒さんも見られた。
特に「点対称」の作図では、「対称の中心」を意識しながら作図しなければならないのだが、その図形的な性質を理解した上で、実際に自分の手で何度か描いてみなければなかなかしっくりと来ないものだ。
各頂点に対応する点をとった後に、少々迷子になってしまう生徒さんもいた。
とはいえ、それほど大きく躓いていた生徒さんはいなかったようで安心した。
次回の授業で復習をしっかりしていきたい。
一方で、良いことばかりではなかった。
3学期の学年末テストが返却され始めているのだが、今回思うような成績を残せていない生徒さんもいる。
その中には、所謂「ミス」と呼べるような間違い方をしている生徒さんもいた。
(勿論「ミス」は「ミス」ではない。それも実力の一部ではある)
先日の日曜日に、理科のテスト直しをするために塾に来てくれた生徒さんがいたのだが、答案を見てみると、私が想像していたよりも「考え方の筋道」を辿ることが出来ていた。
その生徒さんは元々理科が苦手だという話であったのだが、少し読み取り難いグラフの地震波の計算問題で、「まず、何を求めればよいのか?」「その後、どうすればよいのか?」という「道筋」はシッカリ見えていた。
具体的に言うと、グラフからはP波の速度や到達時間や震源からの距離が読み取り難かったので、S波に切り替えてまず速度を出し、かかった時間を計算し、到達時刻から逆算して地震発生時刻を導き出すという問題だったのだが、最後の引き算の直前までは出来ていた。
今回は点数を落とす結果となったが、教えたことをテストでしっかりと実践してくれたという意味では収穫はあったと思う。
ただ、直前まで苦戦していた「光」の分野では、まだまだ理解が浅い部分が見受けられた。
どうも、光の屈折において、境界面との垂線が上手くイメージできない時があるらしい。
ちょうど、試験の前日に解説した問題と全く同じ台形のガラスの屈折問題が出題されていたのだが、やはり躓いてしまっていた。
今回、間違えた問題を全て解説したのだが、「考え方」「着眼点」を取っ掛かりにして「知識」を上手く引っ張り出せるようになって欲しいと考えている。
あと、「問題をよく読む」という訓練は必要だと痛切に感じた。
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