本日、小5で円周の2回目の演習を行ったのだが、もう少し慣れが必要な様子だ。
基本的な問題パターンは1周できたが、少しひねった問題になると図から情報を得ることが難しくなってしまう。
まずは、直径が与えられていて円周を求める問題と、円周が与えられていて直径を求める問題をしっかり区別出来るようにしたい。
2回目の授業で早くもその段階を脱した生徒もいるが、地道に進んでいきたい。
3.14を利用して、小数の計算や色々な計算の工夫もマスターさせていきたいと考えている。
今日は3.14でくくり出して計算を楽にする方法を復習したのだが、以前習ったことを覚えてくれていたようだ。
こういった工夫を自らの手で行えるようになれば最高である。
どこまで行けるであろうか。
また、中2では確率の少し難しい問題の2周目の演習を行った。
前回宿題で出した問題をそのまま演習してもらったのであるが、完全に明暗が分かれた。
ほぼ出来ている生徒と、全く出来ていない生徒の2パターンに分かれてしまった。
そんな中、最近まで授業でトンチンカンなことを言っていた生徒が、かなり高い理解度を示してくれたことは嬉しい驚きであった。
ちなみに、トンチンカン発言の一例を挙げておきますと、
理科の演習において、
私「水蒸気は露点に達すると何に変わるの?」
生徒さん「飽和水蒸気量」
私「・・・。水蒸気が飽和水蒸気量になるの…?」
生徒さん「ああ!違った!湿度です!湿度!」
私「・・・」
また、英語の授業ではなかなか be動詞を覚えられなかったらしく、
私「The door が主語の時の be動詞は何?」
生徒さん「 their 」
私「・・・」
【この後、be動詞の確認がしばらく続く】
数日後、
私「 be動詞が are になる時って主語がどういう語の時だっけ?」
生徒さん「疑問文!」
私「・・・」
【再び be動詞の確認がしばらく続く】
(まるで鈍器で頭を思い切り殴ってくるかのような非常に殺傷力の高い返答を繰り出してくる生徒さんではあるが、この生徒さんはメゲナイのが大変良いところだ)
…という感じだったのであるが、本日同じ質問をしたところ、「水滴」も「be動詞の使い分け」もキチンと答えることが出来ていた。
その生徒さんに、上記のやり取りは
「『私は英語になりたい』って言ってるのと同じくらいオカシナことだからね?」
と伝えたところ、笑って納得してくれている様子だったので一安心と言ったところだろうか。
少しずつではあるが、抽象的な「言葉」や「イメージ」を捉える力が付き始めてきたのかもしれない。
(…と信じたい…)
まあ、中2に関しては、前回の授業で受動態の演習を通して「時制」に関してかなり突っ込んだ意識付けが出来たとは思う。
(中学生の「時制」に対する意識の低さというか鈍感さには驚かされることが多い)
中1中2の段階から、こういったことをシッカリと指導されていない生徒さんは、やはり大変だ。
点数的には変わり映えがしないように見えて、その実、中身は全く異なっているというケースが多い。
…ちなみに、何故こんなことを書いているのかと言うと、中3生で、動詞の過去形の ed の後に3単現のsを付けていた生徒さんがいたからです…。3単現の意味も全く分かっていませんでした…。(-_-;)
(入塾の時期が遅かったとはいえ、ポテンシャルは決して低くない生徒さんです)
「動詞を書くときは常に時制を考える!」
「英語において、動詞を書くということは時制を考えることと同義である!」
「過去なのか?現在なのか?未来なのか?進行形なのか?現在完了なのか?現在ならば3単現のsに気をつける!」
というセリフと共に、
「3単現っていうのは『3人称・単数・現在形』のことね!」
「3人称っていうのは、IとYou以外の単数名詞のことね!」
といった基本的なことも、その都度繰り返してきたつもりであったのだが、もしかしたら私が何か怪しげな呪文を唱えていると勘違いしていたのかもしれない。
こちらの伝えたいことが生徒にとって「意味のある言葉」として伝わるような環境を作り出すことが重要だと改めて感じただけでなく、やはり授業が「聞ける」ようになるにはそれ相応の歳月が必要であるとも感じたのであった。
それは問題の演習の仕方も同様である。
今の中2生は、ポテンシャルこそ現中3生に劣るが、そういった「勉強の作法」とでもいうべき部分をある程度早い段階から鍛えることが出来ているのは大きい。
(まあ、まだまだですが…)
0コメント