実は、先日お問い合わせを頂いていた。
小6の生徒さんなのであるが、開塾当初のチラシを見てお問い合わせをして頂いたとのこと。
中学校に上がるタイミングで塾を検討されているということなのであろう。
非常に嬉しいとともに、大変ありがたいことだ。
授業の前に少しお話をさせて頂いたのだが、非常にハキハキとしていて話していてとても気持ちの良い生徒さんという印象であった。
…のだが、肝心の体験授業はかなりバタバタとしてしまった・・・。
猛省しなければならない。
英語では全員と一緒にフォニックスをいきなり実践してもらったのだが、唐突感は否めなかっ様子であった。
次回の授業の際に、基本的なところからフォローさせて頂くことにしようと思う。
一方、算数(というか数学)では、正負の数の導入を行ったのだが、こちらもまだまだ慣れない様子であった。
当初は、宿題として小6の総復習的なプリントを出させていただく予定であったが、急遽、正負の数の単元に切り替えさせていただいた。
普通、体験授業では(というか通常授業においても)1回の授業内において、「納得」や「達成感」といった「腹落ちポイント」を持ってもらえるように意識しているのであるが、今回はそういった感覚を持ってもらうことが出来ずモヤモヤが残ってしまう授業となってしまったかもしれない。
(ちなみに、この授業内での「納得」や「達成感」といったものは諸刃の剣でもある。その後、何度も反復し復習をしなければ、所謂「わかったつもり」「出来たつもり」という状態に陥ってしまうからだ)
もしかしたら、入塾して頂く可能性は極めて低くなってしまったかもしれないが、生徒さんの今後のためにも、次回の授業でしっかりと正負の数の基本を「納得」してもらった上で「定着」まで持っていけるようにしたい。
(とはいえ、本当に反省すべき点の多い授業であった…)
一方、中3の授業では、別の意味で残念なことがあった。
現在、中3の英語は過去問の演習と解説がほぼメインとなっているのだが、設問の処理の仕方に関して未だにこちらの指示を守らずにテキトーなことをやっている生徒がいた。
埼玉県の公立入試の英語の問題において、
「~とはどういうことであるか。説明しなさい。」
という設問に関しては、該当箇所を探し「直訳」するようにと、直近の授業において10回以上連続で言い続けているのだが(北辰テスト対策も含めるとかなりの回数になる…)、なぜか目に入ってきた単語をテキトーにピックアップして自分で勝手にアレンジして答えを作り出してしまう。
現在、英語の授業はほぼこの生徒さんにあわせて行っているので、毎回の授業で私から全く同じ指摘を直接受けているにもかかわらずである。
勿論、単語や構文においてわからない部分があるのであれば話は別だが、昨日はそういったケースでもなかった。
(その程度のことで何を目くじらを立てているか?と思われる方もいるかもしれないが、「要求されたことをそのまま正確にアウトプットする」ということは、勉強する上で極めて重要な行為だ。苦手科目であれば尚更である。)
その生徒さんは、英文法のルールも勝手に変更してしまうことが多い生徒さんなのであるが(例えば、昨日であれば have to の後に動詞の原形を置かずに名詞を置いてしまうなど…)、こういった「誰でも簡単に守ることが出来る指示」を無視してしまう生徒さんは、本質的な「理解」に到達し難い場合がある。
本来であれば、時間をかけてそういった「癖」を直していかなければならないところなのだが、入塾の時期が遅ければ遅いほど修正が難しくなる。
現在、中2や中1でも同じ症状を抱えている生徒が複数名いるのだが、中3に上がる前の段階でそういった根本的な部分での「約束事」を大事にする姿勢を植え付けていければと考えている。
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