割合(小5)

小5の割合の演習が一区切りついた。

(…というか、つけるつもりだ)

およそ6回にわたって割合の単元の演習を行ってきたが、標準的な問題には対処出来るようになったと思う。

年明けに「~割引」や「~%増し」といった問題を中心に演習を行ってきたのだが、単に問題が解けるようになるということだけでなく、キチンと問題文を読み取り、状況を思い浮かべた上で情報の整理が出来るようになってくれれば最高なのであるが、当然そこまで到達するにはそれ相応の時間と訓練が必要だ。

現時点では、その種を蒔くことは出来たのではないかと考えている。


基本的な3つの考え方として、

① 増減分を求めて、元にする量から足し引きをする。

② 元にする量に対する増減後の割合を出し、ダイレクトに計算する。

③ 1%(1割)分の量を求めて、100%分(10割分)を復元する。

という3つのアプローチを線分図を描いて板書しながら解説・演習を繰り返したのだが、特に3つ目の考え方に慣れるにはもう少し時間がかかりそうだ。

何等分すれば1%分を求めることが出来るのか?という部分で躓いている生徒が複数名いたので、次回に比の演習プリントでも挟んでみようかと考えている。

これは割合という発想自体を考える上では最も重要な考え方なので、比の演習も含めて今後も取り組んでいきたい。


算数の次の単元は「円」を含めた図形分野なのだが、どうなるのであろうか?

現在、中1で立体の演習を行っているのであるが、まだまだ「円周」と「円の面積」の公式がごちゃ混ぜになってしまう生徒さがいる…。(-_-;)

毎回の授業で突っ込みを入れている状況だ。

小学生の段階から、こういった公式をキチンと使いこなせるようにしておくことには大変意義があると言えるだろう。

単に公式を「覚える」というだけでなく、状況に応じて「使いこなす」レベルにまで持っていきたい。


しばらくお休みしていた国語の演習も次回から再開するつもりだ。

(一部の生徒には合間の時間で少し進めてもらっていましたが)

教科書的な内容からは少し外れるが、様々な「対応関係」を考えながら、「情報を正確に読み取る力」をつけるための一助としたい。


(この「物事の対応関係を考える力」に関しては次のブログで書く予定だ。この力は極めて重要な能力なのだが、「普通」の中学生でこの力が備わっている生徒があまりにも少ない。…というか、そういったことを一切考えていない生徒が非常に多いという印象だ。こういった視点を自然に身に着けられているのであれば、非常に優秀な生徒さんだと言えるだろう。自然に身についていないのであれば、こちらで強制的にインストールするしかない。基本的に私の授業では、そういった「考え方」や「発想」に関する話も多い。何度も繰り返し話すことになるだろう)



そういえば、本日の(といっても昨日ですが)中2の授業で色々と余計な話をした。

その中で、伊奈学園高校に合格出来るかどうかという話が出てきたのだが、結論としては合格できると断言しておいた。

(これは現状の生徒の成績から考えるとかなり大胆な発言ですが…)

現在在籍してくれているその生徒さんは、去年伊奈学に合格した生徒さんと比べると、ちょうど同じくらいの能力値という印象だ。

私に教わっている期間が長くなる(予定)なので、寧ろその分アドバンテージがある。

塾としては、その辺りより上を全員が目指せるような状況を作り出していきたいと考えている。

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

本気で成績を上げたい生徒を全力でサポートする塾です。現在の成績に関係なく未来に向けて真剣に努力する生徒を応援します。

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