2020第7回北辰テスト結果(12月)

第7回北辰テスト(12月)が返ってきた。

今回は当塾の成績トップの生徒と3~4番手の生徒の2名が受けていないので、公立受験組の6名の成績だ。

従って、数字から見ると寂しく見えるが、その実、狙い通りの部分もあった。

(実はもう一人いるのだが、諸々の事情からその生徒の成績は載せないことにした)


結果は以下の通り。

5科偏差値

62.1
61.8
61.4
60.5
55.8
52.3


3科偏差値

62.4
60.9
59.6
57.3
56.3
53.0


という結果であった。


先程述べた通り、今回は、当塾の成績トップの生徒さんと、普通に受ければ偏差値60は超えてくるであろうという生徒さんが受けていない。

その状況下で考えれば、塾全体としてはまずまずの成績であったと言えるのかもしれない。

(とはいえ、前回に続いて成績が落ちてしまった生徒さんが一人いた…。今回で英語の「穴」は埋まりつつあるのだが、得意なはずの理科で点数が取れていなかった。どうやら知識に「深さ」と「奥行」がなかったようだ。入試までの期間で修正できるレベルの話ではあるが、生徒さん自身と保護者の方の心中は穏やかではないであろう。実質的に最後の北辰テストで結果を残せなかったのは私としても非常に悔やまれる)


今年は当塾の生徒のうち1名を除く全員が9月以降の北辰テストで5科偏差値60以上を2回以上取ることが出来た。

去年との比較で考えると進歩していると言える。

去年は上位の2名以外は最後まで5科偏差値60の壁を突破できなかった。

(それでも、伸び率は去年の方が大きかったが…)


やはり、スタート時期の差は大きい。

早い時期から指導させて頂いている生徒さん達にはそのメリットを最大限享受させてあげられるような状況を作り出さなければならないと改めて感じている。



それにしても、このブログで何度も「偏差値60を取るのが非常に難しいと感じている生徒さん」と書いてきた生徒さん2名が、終わってみればほぼ毎回偏差値60を超える結果を出してくれた。

そのうちの一人は、直近の期末テストではなかなか思うような点数を出せずにいた。


これは喜ぶべきことなのか、悲しむべきことなのか、判断しかねる部分はある。

普通は「中間期末はとれるけど、北辰テストでは偏差値がとれない」というケースがほとんどなのだが、うちの塾では逆のパターンになっているケースが多い。

正直、難易度が低くない短期集中決戦では、生徒のスペックの差がもろに現れてしまう場合がある。

(植竹中の中3の2学期の定期テストがこれにあたる)

普段の学校の授業にもついていくのが大変なようだ。

そんな生徒さんでもコツコツと勉強すれば、北辰テストでしっかりとした結果を出せるということだと解釈している。

(勿論、定期テストで結果を出せるように指導できなかった当塾がダメだという解釈も成り立つ。実際に指導させて頂いている私の個人的な印象から上記のように判断したに過ぎない。)



実は今回の北辰テストでは、所謂「対策」は一切行わなかった。

これまで理社の点数がイマイチだったので、2学期の期末が終わった後、2週間かけてその「穴」を埋めてもらった。

(2学期の期末テストの結果の記事でも述べたが、その期間に英語の「穴」を埋めてもらった生徒もいる)

結果としては、理社の成績にしっかりと反映された形となった。

今回、理社の「穴埋め作業」を行った生徒で偏差値60以下をとった生徒はいない。


良かったと言えば、良かったのだが、ここから別の側面も見えてくる。


要するに理社に関する限り、今までは単なる勉強不足であったということだ。

以前、ブログで、

「何をやれば成績が上がるかはわかっている。」

「要は、やるかやらないか。それだけだ。」

という趣旨のことを書いたことがある。


生徒としてみれば、別に勉強をしなくても死ぬわけではないので、「そこそこ」やっていれば満足なのかもしれない。

ある程度のスペックが備わっているのであれば、成績が上がるかどうかはあとは「意志」の問題だ。

北辰テストは決して難しいテストではない。

自分自身としっかり向き合って勉強すれば、自ずと結果もついてくる。


そして、やり方の問題もある。

先程「自分自身としっかり向き合って」と書いたが、そこが一番の問題だ。

未だに「答えを隠して」問題を解いている生徒がいる。

(本当に覚えているのか確認したいのであれば、後日もう一度自分で解き直せば良いだけの話だ)

「反復」の意味が分かっていない生徒もいる。

恐らく、今までの人生の蓄積なのであろう。


現在、小学生や中1・中2の生徒には、そういった部分から意識改革というか変な癖をつけないように指導しているつもりだ。

(まあ、言うほど「結果」は出ていませんが…)


「問題が解けているから大丈夫」

「答えがあっていればプロセスは一切気にならない」

などの、およそ「勉強」には相応しくない思考回路で時間を浪費してほしくない。

生徒にはしっかりと身になる勉強をしてもらいたいと切に願っているし、そのように指導していかなければならないと常に感じている。





追記

実は今回は自己採点の後に予想ブログを書かなかった。

受験者全体の平均点の予測が難しかったということもあるのだが(過去の記事を読み返してみると、かなりの精度で偏差値を予想することが出来ていたようだ…)、何よりも生徒自身が自己採点で出した数字が信用に値しないと私自身が判断したからだ。

案の定、返ってきた結果と自己採点の点数には大きな開きがあった。

大体、5科で30点~70点ほど低い点数を出していた生徒が多かった。

これでは予想どころの話ではない。

と、同時に丸付けがまともに出来ていないということは非常に由々しき事態だ。

要するに、自分が何をしているのかが把握できていないということに他ならないので。

まだまだ大変そうだ。


一方、英語に関してはかなり安定してきた。

これから特別なことをする必要はないであろう。

蒼進塾(そうしんじゅく)~さいたま市~真剣に努力する姿勢を育む

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