2学期の期末テストが終わってから、中3生には土日を使ってひたすら理社の演習をしてもらっている。
理社の演習といっても基本的な知識の詰込みだ。
一通りインプットが終わった生徒には北辰テストを使って知識の抜けはないか?運用がきちんとできているか?をチェックしてもらっている。
そして再びインプットに戻るといった具合だ。
そこから徐々に入試問題に移行していく。
社会に関しては現在使っているインプット教材では歴史分野が物足りないので、こちらが用意した自作の教材もやってもらう。
…のだが、やはり、歴史は教科書を読むのが一番良い。
入試において聞かれることが全て書いてある。
ただ、「教科書を読み込む」という勉強法はある程度の「学力」がなければ出来ないものでもある。
逆に言えば、そういったマインドを持っているかが「学力」を測るバロメーターの一つとなると言えるだろう。
理科に関して言えば、北辰テストと埼玉県公立入試の問題との間のレベルの差が激しい。
現在のところは北辰テストのレベルに合わせた演習を行っているが、公立高校入試においては、単なる「知識の詰込み」では解けない問題の比率が上がるので、なかなか難しいところだ。
先程「知識の運用」と書いたが、この「運用」の仕方にもレベルによるグラデーションがある。
現段階では、単純に同じことを少し別の表現で聞かれた時にもシッカリと答えられるか?といった程度の話だ。
「組み合わせ」「組み立て」や「対比」、「逆」「裏」といった運用の仕方はほとんど含まれていない。
残念ながら地頭の差が出てくる要素を多分に含んでいる。
生徒の特性を冷静に見極めていきたい。
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