国語力向上プロジェクト(小5)& 中2

小5の授業で、ようやく国語力の改善に着手し始めることが出来た。

算数の進度で少し余裕が出てきたことが大きい。

(とはいえ、「平均」の単元で少し躓きそうな予兆を見せている…。この後の「単位量あたりの大きさ」や「速さ」でも少し苦戦するかもしれない…)

今までもことわざ・慣用句などの語彙力の強化を適宜図っていたのだが、語彙力だけでなく、「1文から2文への書き換え」や、その逆の「2文から1文への書き換え」といったものや、「1文の構造分析」「文脈の流れ」「指示語」「答え方の語尾」などの基礎を一通りマスターさせていきたいと考えている。


最終目標は「構造的に捉えて対応関係を考えながら文章を書く」訓練をさせることなのだが、どこまでいけるかは分からない。

今日(と言っても昨日ですが)、1文のパーツを入れ替えることによって文の意味を変えずに書き換える問題に取り組んでもらったのだが、なかなか面白いリアクションであった。

やはり国語が得意だなと感じさせてくれる生徒さんもいれば、やはり国語力に問題を抱えているなと感じさせてくれる生徒さんもいた。


その中で「助詞」の使い方に間違いが散見されたので、「助詞」の超基礎問題を解いてもらったのだが、やはり国語力に問題を抱えている生徒はかなり苦戦していた。

(ちなみに「助詞の使い方の間違い」として圧倒的に多いのが「~に訪れる」という表現である。もう、これは数年前からずっと見られた現象で、近い将来「~に訪れる」が正しい表現として認知されてしまうのではないかと思うくらいである。周りに使っている人間が多いのであろうか?謎だ…)


とはいえ、苦戦していた生徒も自分から2回目に挑戦してくれていたので、そういった面では向上心を感じることが出来て一安心ではあった。


この「1文の構造分析」は、後に英語を勉強するときに極めて重要な要素の一つになる。

今現在、小6に解いてもらっている英語のプリントも、まずは日本語をパーツに分解して分析し、日本語と英語の対応関係を考えながら、英語の語順を理解するというものだ。



ちなみに、国語は宿題の出し方が難しい。

国語力のない生徒に国語力を必要とするような問題を宿題として出したところで、自分一人では処理できない。

(私が国語が出来ない生徒に「読書」を勧めない理由もここにある。文章を読むことが出来ない生徒に「読書」をさせたところで大した意味はない。)

宿題としては「漢字」や「ことわざ・慣用句」「四字熟語」などの暗記系のものを出していきたいと考えている。


もう少し国語力が上がったら、文章読解を絡めた形で上記の基礎を確認できる教材に移行するつもりだ。



一方、中2の数学で三角形の合同に入ったのだが、体調不良のため欠席した生徒がいた…。

図形が得意な生徒ならば問題はないのだが、前回、前々回とかなり基礎的な問題から躓いていた生徒さんなので、正直かなり痛い。

角度の少しややこしい問題も取り上げたので、遅れを取り戻すのに一苦労しそうだ…。


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