第６回の結果が返ってくる前にあげたかったのだが、ひたすら別のことを優先した結果こうなってしまった…。

…というわけで、今更ではあるが、10月の北辰テストの結果を書いておく。

ちなみに、前回（９月第４回）の結果はこちらです。☟

結果は以下の通り

５科偏差値

６９.５
６５.９
６４.９
６２.４
６１.７
５８.５
５３.８
５２.８

３科偏差値

６８.０
６３.７
６２.３
６１.０
６０.６
５９.４
５３.９
５３.７

塾内平均偏差値

５科　６１.２
３科　６０.３

科目別塾内平均偏差値

国語　５６.４
数学　５９.９
社会　６１.４
理科　６０.１
英語　６２.５

以上

ついに、偏差値７０以上がゼロになってしまった…。

塾としては正直痛い。

今回は、前回９月の結果のときに述べた「地頭最強系」の生徒さんが、主に「問題を読んでない」系の理由で、５教科で３０点以上吹っ飛ばしていた…。

本当に、舐めてかからないと生きていけない呪いでもかけられているのだろうか…。

（こういうことを書くと、「本人は一生懸命やっているはずなのに酷い！」と仰る方もいらっしゃるのであろうが、日頃からつぶさにその生徒さんを観察している人間からすると、やはり単に「舐めてる」としか表現のしようがない。あしからず）

…と思っていたのだが、10月後半あたりから大分意識が変わってきたようだ。

とりあえず、この生徒さんが安定的に偏差値７０を取ることが出来るようになることが重要かなと考えている。

もう一人の超問題児の生徒さん（勉強することを拒否していた結果、中３の１学期をほぼ何もせずに過ごした生徒さん）も、授業中の態度には改善が見られるようになってきた。

とはいえ、約半年の時間を無駄にしたツケは大きい。

何よりも大きいのは、その間に得られたはずの「演習量」とそれに付随して身に着く「スピード」を獲得できなかったことだ。

勉強は初期段階が一番苦労する。

基本的なことが身についていないからスピードが出ない。

そのため演習量も不足する。

結果として、獲得できる学力と処理スピードに制限が生まれ、爆発的な成長も見込めない。

元々、理解・演習の両面においてスピードがあるタイプの生徒さんではなかったため、勉強時間と集中力が確保できなければ致命傷になる。

今後どこまでいけるかはわからないが、相変わらずマイペースな部分が大きいので、読めない部分もある。

ただ、「マイペース」という特性は、悪い影響もあるが良い側面も多々あるのも事実だ。

こちらから見ていると、その生徒さんの周りだけ「別世界」「別次元」であるかのような感覚を抱くときがある。

周りに流されないという意味では非常に頼もしい側面もある。

良い方向に転がるように促していきたい。

「スピード」という話で言えば、1学期の途中から入塾してくれた生徒さんがいるのだが、その生徒さんも、入塾当初はスピードが全くなく、こちらの指示した課題もほぼ消化不良になっていた。

それも、最近少しずつ改善されてきている。

何よりも、北辰テスト対策によく分からない理由で休むということがないのが大きい。

正直、今年の中３生に昨年までの退塾の基準をそのまま当てはめると、半分どころかほんの数人しか残って頂けないのではないかという状況であった。

塾全体としては10月の中頃辺りから、少しずつ改善されている部分もあるのだが、逆に、完全に私の手を離れたと言わざるを得ない生徒さんもいる。

私は所謂「お客さん」（成績を上げることは目的とせず、「良い気分」になってもらうことで在塾してもらう生徒さん）を作らないタイプなのだが、残念ながら私の方針とご家庭の方針が今までもこれからも全く噛み合わないという状況が続きそうである。

正直、塾としての一体感を醸成する上では相当な痛手なのだが、そこら辺も含めた「指導力」であり「マネジメント」なので、単に私自身の実力不足を嘆くほかはない。

他の学年も含めて、まだ今後何らかの動きがあるかもしれないと考えている。

ちなみに、現在当塾で下にいる生徒さんに関して少し気になったことがあった。

こんなことを言うと怒られるかもしれないが、今の偏差値は本来の偏差値よりもかなり高く出ているというのが私の見立てだ。

ここ数年、中間・期末の定期テストの結果をあげていないので、各生徒さんのレベル感がよく分からないかもしれないが、定期テストで平均点に到達することが難しく、５科で３００点に届かない場合が多い生徒さんなのだ。

特に１人の生徒さんに関しては、相当基礎的な部分で躓くことが多い。

幸いなことに、日常生活を送る上での礼儀正しさなどは持ち合わせているので、社会に出た後に良い出会いがあれば、困ることもないのかもしれないと、個人的には考えている。

…のだが、どうも数字的なものに捉われ過ぎているのではないか？と感じるような話を耳にした。

この様にならないで欲しいと切に願っている。☟